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そんな日々が好転したのはAが六年生になるであろう年の事だった。
五時を過ぎた後、Aが心なしか嬉しそうに話しかけてきた。
その内容は驚くもので「私にお友だちができたの。男の子なの」と言ってのけた。
私は椅子からひっくり返るかと思った。
特長や性格を聞くとこれまた吃驚、桃色の髪の毛にイケメン男子と言うのだ。
その日から私は入念に院内を見回すことにした。
すると、とある日四時頃二階にかけていく桃色の髪の毛の男の子を見かけた。
こっそりついて行くとAの部屋だった。
「あぁ、あの子がAの..」
と酷く感心したのを今でも覚えている。
その子と話すAは綻ぶ顔を必死に堪えているような、なんとも可愛らしい顔になっていた。
私はそっと部屋を後にした。
受診を終え、Aの部屋辺りを通ると丁度帰っていくのを見かけた。
Aの言う通り美少年だったが私の夫には及ばないなと頷きながら通った。
______
とある週、私はAの変化に気づいてしまった。
血液に含む酸素濃度が極めて低くなり、薬の効き目を感じない結果が返ってくるようになった。
覚悟はしていた、しかし何故このタイミングなんだろう。
あの子は幸せを見つけたばかりだと言うのに。
しかし伝えない訳にもいかず、毎日行われている四時の面会に間に合うよう、仕事を片付けた。
看護師に三時半頃つれてくるようにと声をかけ、書類を集めた。
三時半になり伝えると予想通り泣きそうな、苦しそうな顔に変化した。
「ありがとう...ございました」とあの日のように踵を返して去っていった。
違うことと言えば歩行速度がとても遅かった。
頭の中はAの悲しむ顔でいっぱいだった。
私はその日から寝る間も惜しみ、大学の研究学部、都市部の大きな病院等にひたすら声をかけた。
しかし返事はどれも「無理です」だけだった。
なんとも世知辛く、むず痒い思いをした。
私は一人の少女すら救えないのだと自分を卑下にし、罵倒した。
夫や関係者は私の身を案じてくれたが頭はAでいっぱい。
Aと、桃色の男の子にどんな顔をして会えば良いのか分からず、私は二階にあまり上がらなくなった。
そんな日が5ヶ月ほど経った。
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闇時々兎(プロフ) - ころ嫁＠さき様しか勝たん。さん» なにかあったらすぐに相談してね。僕はころ嫁の味方だよ。 (2021年2月14日 20時) (
レス) id: 6642d8d623 (このIDを非表示/違反報告)
ころ嫁＠さき様しか勝たん。 - ありがとぉぉ、、！好きぃぃ (2021年2月10日 22時) (レス) id: 6e464cfef8 (このIDを非表示/違反報告)
闇時々兎(プロフ) - ころ嫁＠さき様しか勝たん。さん» まぁ、確かにね。結構新規さん増えるもんね。向こうにいきずらいんだったら、ボードでもどこでも僕は喋れるからさ、遠慮なく言ってね (2021年2月8日 17時) (レス) id: 6642d8d623 (このIDを非表示/違反報告)
ころ嫁＠さき様しか勝たん。 - なんか言いにくいんだけどさ、ななのトピいきずらいんだよね、、新規の子がふえてるからさ、 (2021年2月7日 21時) (レス) id: 6e464cfef8 (このIDを非表示/違反報告)
ころ嫁＠さき様しか勝たん。 - おひさぁ (2021年2月7日 21時) (レス) id: 6e464cfef8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白兎 x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Kmtsyoust26/
作成日時：2021年1月26日 19時
