【ツイステ】NRC警備隊【本編】 (ページ8)

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ヨグリア・グレイアス/キアンページ8

「司令官さんから…服用者が出た、って通達だったけど…トラッポラさんって、やっぱり同学年の人だったね…」

「うん、そうだね。あとヨグ、トラッポラさんだとせんぱいと一緒になっちゃうから、エースくんの方が良いと思うよ。」

なんて会話をシュブリアとする。
ちなみに自分たちは中庭の出入り口に居ます…
ほんとは増援をしてあげたいのですけれど…足を引っ張ったりしたら…

「ヨグ、なに要らない心配してんの。ぼくもヨグ足を引っ張る事なんて無いから！」

「…！？」

え、シュブリアに心でも読まれましたか…！？
ジェイドさんではあるまいし…いや、あの人は厳密には違いますけれど…

「顔に出てたよーwほんと、ヨグは心配性だよね。
…じゃ、司令官さんの許可は取った？念のためね。」

「…うん、大丈夫。ちゃんと取った、よ。
少し嫌味は言われちゃったけど。」

「だいじょーぶだいじょーぶ！あの人はツンデレだから！さて、ヨグ、行こっか…！」

「…うん！」

そうして武器を構え、私たちは中庭へと入っていった。

「…ッ！」

これは…予想以上の惨事です…！
エースさんと…以前噂となっていた監督生さんでしょうか…？それと、先輩方…
自分も、増援として…

「ッ…ウォーター班一年、ヨグリア・グレイアスとシュブリア・グレイアスです！増援に来ました！」

恥ずかしさで隠れたかったです…こんな大声を出したのいつぶり…でしょうか…

「せんぱいがたー！ぼくらが来たからには百人力だよー！」

とシュブリアが言うと、どなたかが

「口より足と手を動かせ」

と言ったので、しまった、と思い

「すみませんッ…直ぐ行きます！」

と言った。少し気に病んでいるとシュブリアが

「気にしない気にしない。成果をちゃんとあげればいいんだから！」

と耳元で言ってくれました。

中庭の木々を避けながらシュブリアに

「有難う…自分、頑張る。」

と言いました。
それをシュブリアは笑顔とサムズアップで返してくれました。
　
自分はエースさんの火魔法を避けながら良い距離を保ち、エースさんに銃を打ちます。

シュブリアは近距離でナイフを使っています。

[しかし…おかしいですね…他の人から聞くところによると、エースさんは風を主とするはずでは…？]

という思考がよぎるも、深く考える暇はありませんでした。

[少しは有利になったのでしょうか…
まぁ、数の時点で有利ではありますが…]

そんな事を考えながら自分は戦い続けました。