【鬼滅の刃】血が入った餌

八撃 ページ10

童磨side.



気に入った。ただそれだけだよ。
男のフリをして女の子を隠してきた剣士。
俺と同じ氷を扱う。

興味を持った。
どうして男のフリなんか？
きっと深い訳があるんだね。

俺が君を助けてあげよう！
そのために俺は生まれたんだから！
みんな俺がいなければ幸せにはなれないのだから。



童磨「さあ、俺に体を預けて」



ぐたりと動かない身体。
その胸元から曝け出される美味しそうな肌。
女の子のような男だとは思ったけれど、
本当に女の子だったなんて。

俺はその胸元に導かれるように歯を立てようとするが、
危ない危ないとパッと離れる。

喰うだけでは面白くはない。
こうして出会えたんだ、この出会いは運命なんだよ。
俺にくれた唯一の光なんだ、この子は。


俺と共に生きよう。
その為には君はまず…



童磨「鬼にならなくちゃね」



ガシャリと腕に縄を縛り付ける。
痕になるかもしれないけれど、鬼になるんだから関係ないよね。
あの方も喜んでくださるし、俺もこの子を手に入れられる。




童磨「早くお喋りしたいな〜」




俺はニコニコとその子を見るけれど、閉ざされた瞳は開かない。
ああ、早くその瞳を眺めたいよ。

あ、でも人間って何食べるんだっけ。
先にまず体力つけなきゃ鬼にはなれないよね。
人間って…




童磨「そうか！そこら辺にあるものだよねきっと！」




俺はそう自己解決し立ち上がる。
待っててね、俺が君を助けてあげるからね。





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か、過去最高7位…？
お気に入りや評価もたくさん…ありがとうございます！
これからも頑張ります！

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