【鬼滅の刃】血が入った餌

三撃 ページ5

「極楽教？」



街で聞き込みをすればある宗教団体があるのだと言われた。

極楽教。
悩める人々を極楽へと導いてくれる教祖がいるらしい。

任務で聞いていた話とは大分ずれている。
ここいらで人が消える。
そう聞いていたのだがこんな宗教団体が絡んでいるとも思えない。

ここは一旦応援要請…いや、それも必要ない。
俺一人でできる。
そう判断した。




「その極楽教はどこに？」



俺は居場所を聞くとありがとうございますと言い離れた。
もう夕刻だ。日が沈む。
鬼がそろそろ動き出す時間だ。

先を急がないと。
俺は街を掛けてその居場所へと向かった。



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「教祖にお尋ねしたくて来たのですが…」



木目の建築物。
だが血の匂いも全くしない。
その建物を伺えば鬼ではない、人が現れた。



信者「教祖様は出かけておられます。
祈りならまた後日に…」

「…居場所は聞いていませんか？」



俺は重い瞼を開け訪ねた。
信者らしき人はびくりとすると首を横に振った。
俺はそれを聞くとまたにっこり笑いそうですかと身を引いた。


ぴしゃりと閉められた扉。



「…さて」



その胡散臭い教祖とやらを縛りに行くか。

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