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十撃 ページ12

「ぐっ…」

童磨「こんなに涎出して、そんなにお腹が空いたの?」



童磨が俺の口に指を入れてるおかげで、
口を閉じれない。
タラリと涎が流れ落ち首筋を伝っていくのが分かった。

目の前で嘲笑うかのように笑う鬼。
羞恥心よりも、悔しさが勝っていた。
噛もうにも噛めない指に俺はひたすら童磨を睨みつけるしかなかった。



童磨「このまま血を流してもいいけど…」

「んぐっ…!」



童磨は口の中に指を押し込むようにどんどん奥に入れる。
その苦しさと吐き気が遅い意図的に涙目になってしまう。
鋭い鬼の爪が喉の奥を掠めた時、
吐き気がこみ上げる。

まるで新しいおもちゃのように遊ばれる。



童磨「それじゃあ面白くないよね!」

「ッハァー…ハァー…」



童磨は笑顔で指を引き抜くと銀色の糸がプツリときれる。
それと同時に体は酸素を求める。

体を休めたくても縄に体重が生きまさに生き地獄。



童磨「人間って栄養とかないといけないんだよね。
特に女の子は子供を産むしね!」



俺はその言葉を聞いて目を見開いた。
気づけば身を乗り出し童磨に楯突いていた。



「!…俺は女じゃない!!」



妹を鬼に殺されてから、男として生きてきた。
妹を守れなかったのは俺が女として生きていたからだ。
男ならば誰もナメないし、何より手加減しない。

俺は、女だと言われるのが一番大っ嫌いだ。



童磨「君って頑固だよねー…もう素直になりなよ」

「!」



童磨はスルリと格子の間から手を出す。
童磨は動けない私の胸元に指差し鋭い爪でその肌をなぞった。
さらしを巻いていても膨らむものは膨らむ。



童磨「きっと男として生きてきて女の子を理解できてないんだね。
可哀想に。俺が救ってあげよう」

「な、にを…」



童磨は胸元の肌を鋭い爪でなぞる。
なぞるだけなのに肌に切り傷ができた。
小さな傷から血が流れ出す。



童磨「俺が、女の子というものを教えてあげよう!」



童磨は血のついた指を舐めて笑う。
その笑顔に俺は、ゾッとした。

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❤︎ - おわり…?!!凄く面白かったです!続きが気になる〜〜!!ありがとうございましたっ! (8月23日 16時) (レス) @page25 id: f6dfc22ed3 (このIDを非表示/違反報告)
礼音 - 良し…童磨推しにはとてもい良い!面白かったです!😂続きも出してほしいです〜〜!(*^^*)楽しみにしてます! (2023年1月2日 22時) (レス) @page25 id: 80495820b7 (このIDを非表示/違反報告)
シロヌコ(プロフ) - 童磨すこすこのすこすぎる!この病み具合がとってもスコ (2022年8月18日 13時) (レス) @page25 id: 09da8bad9a (このIDを非表示/違反報告)
栞乃(プロフ) - 更新楽しみにしてるのでまたお願いします!! (2021年10月17日 1時) (レス) id: 8c5f3cdf03 (このIDを非表示/違反報告)
笹音 - この話を考える時点で天才 (2021年7月22日 17時) (レス) id: cf55aa82ad (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:シュウマイ x他2人 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2019年5月19日 15時

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