佰玖拾伍話 ページ20
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「...何故、君がここにいるのかな？
君はもう僕に会いたがらないと思っていたんだが。」
「当たり前だろう。貴様のようなやつの顔など見たくもない。言葉を交わすのもヘドが出る位だ。とっととくたばれ。」
早くこの場から去りたい...
「(伊黒少年...！口悪くなってない...？)」
「...君は、誰だい？君は僕の知っている伊黒小芭内じゃないと思うんだが。」
...たしかに前世を思い出す前の俺と今の俺は全然違うからな。
こいつの思っている伊黒小芭内は敵に反抗できない弱虫の被験体だろう。
「...俺は蛇柱伊黒小芭内。お前の知っている伊黒小芭内はもういない。」
...だが、今の俺は鬼殺隊蛇柱・伊黒小芭内だ。
そんな過去の俺はもういない。
「伊黒さん...」
「行くぞ甘露寺。こんなやつの話は聞かなくていいぞ。」
「それは酷い。
...幼い頃から僕に協力していた君がヒーロー志望とは、笑えるね。」
オールフォーワンは可笑しそうに笑った。
...苛つくな。
「はぁ...俺は本気でヒーローを目指しているわけじゃない。
変な勘違いをするな。...甘露寺、さっさと逃げるぞ。」
正直こいつには色々言ってやりたいことがあるが、今は甘露寺優先だ。
「...甘露寺、逃げるぞ。」
「...ぁ...う、うん！！」
俺は甘露寺の手を引っ張った。
「僕がそれを見逃すと思っているのかい？」
「もちろん思ってない。時間稼ぎはオールマイトがするから大丈夫だ。
...それくらいできるだろう？
No.1なんだから少し位役に立て。」
こいつでも時間稼ぎ位できるだろう。
「...も、もちろんさ...！(私への当たりが強い...)」
「行くぞ、甘露寺。」
俺は甘露寺の手を掴んで走り出した。
「...！？」
「(...今の蜜璃ちゃん、すっごくかぁいいです...！)」
それから俺は甘露寺と一緒に逃げてあの場所から離れた。
「...伊黒さん、いつ思い出したの...？」
「...俺は林間合宿に襲撃してきた時色々考えていたら記憶が蘇ってきたんだ。
...甘露寺が拐われた後ガスによって一時意識不明になっていたんだがな...」
「えぇ！？意識不明って大丈夫なの！？」
「ああ。胡蝶のお陰でな。」
「？何でしのぶちゃんが出てくるの？」
「...それを含めて最初から説明する。
...実は＿＿＿」
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ほむらまる(プロフ) - 完結お疲れ様です> <新作頑張ってください♪ (2020年6月22日 15時) (
レス) id: 191f9de57a (このIDを非表示/違反報告)
Son de vent(プロフ) - 桜さん» すごいチートな個性ですね！！気になっていたことが解決してスッキリしました笑 とても楽しいお話をありがとうございました♪ (2020年6月14日 18時) (レス) id: 7cf1c5dab8 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - 菊理さん» ありがとうございます！！新作も頑張りたいですね〜笑笑 (2020年6月14日 17時) (レス) id: ced64b0a1f (このIDを非表示/違反報告)
桜 - こだぬきさん» ありがとうございます！！私も新作でまた会えることを楽しみにしています！！ (2020年6月14日 17時) (レス) id: ced64b0a1f (このIDを非表示/違反報告)
桜 - Son de ventさん» あ、伊黒さんの個性のこと書いてませんでしたね。完全に忘れてました笑詳しくは考えてなかったんですが個性は自分の血液を操る？的な感じです。性質、効力、身体能力や個性の強化・弱体化等...血があれば何でもできる感じですね。ん？めっちゃチートになってしまった... (2020年6月14日 17時) (レス) id: ced64b0a1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜 | 作成日時：2020年6月1日 15時
