コードブルー『空に架けた想い〜シーズンII〜』

フライト７６ ページ36

Aside


ヘリが戻って来て
私達はヘリに乗り込む


梶｢えげつないぞ…｣



A｢…分かってます。｣




ヘリが離陸して
白石先生が私に声を掛ける


白｢バスの転落って…
生存者どれくらい居るんでしょうか…｣


A｢あれ？珍しい

知識豊富な白石先生が
車類転落統計知らない何て｣


白｢転落統計…｣


藍｢車の転落事故における
生存確率の統計だ｣


A｢そうそう

１周目のカーブ転落なら70%
2周目カーブなら50%
3周目カーブなら40%

ってな感じで%で表されてんの


今回の事故…55%を高いか低いか
決めるのってその人その人の
主観の問題だと思う…


だけど私は救命における
55%の確率何て
とても高いと思うの。


それに例え50%を切ってても
確率が0だとしても



人の生命力って未知数だから
私は諦めない｣





何を追って




何を信じて





何を掴むのかは明確には分からない




けれど
人の命を数字で表すのは
間違ってるから





その数字が例え正しくても
私は現場へ飛ぶ







だって私は
救命医だから

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