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そんなハンとの記憶が彼女の意識を連れ戻した。
A「………………………」
目を開けたその視界は無機質な天井。
頬に湿り気を感じそこに手で触れると
一雫の涙が指をつたった。
A「………ハ………ン…?」
掠れた声で呼んだ愛しい彼の名前。
何故か最愛の彼の名を久しぶりに呼んだ気がした。
ぼーーーーっとする頭を働かせ
Aはゆっくりと記憶を整理する。
此処は東京。
ハンと私は共に暮らしてる。
何で私は病院に…?
体が痛い。
それはなんで?
少しずつ少しずつ
夢とリンクしないようにピースをはめた。
最後の記憶は何…?
思い浮かんだのは
いつもの澄ましたハンの笑み
…いや違う……ッ。
逆さまになったハンの愛車
その中でボロボロになったハン。
そんな状態なのに遠くに居る私の目を見て
ハンは指輪を投げたんだ。
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・
ガチャ…。
サ「……ッ…A………ッ?
A目覚めたのか?!…ッもう大丈夫だ!!
……本当…ッ…心配したんだぞ!?」
部屋に入って来たのはサトシ。
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・
・
A「…ねぇ……………サトシ…ッ…………?
………ハンは……………ッ……何処……………ッ?」
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余りにも真っ直ぐな目で見てくる
Aの瞳の奥には
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最愛の存在であるハンの車が吹き飛んで
オレンジの炎に焼き尽くされてた光景だった。
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亜子(プロフ) - 続きを待ってます!最高です! (1月21日 20時) (レス) @page45 id: 10e7663963 (このIDを非表示/違反報告)
Lui - 何度も読ませていただいていますが、最高です!ファイヤーブーストも公開されそれに合わせてまた何度も読ませていただいています!ぽんなる。様の作品の続き楽しみにしています! (1月3日 1時) (レス) id: 8091198960 (このIDを非表示/違反報告)
izu(プロフ) - これからも待ち続けてもいいですか?? (12月24日 17時) (レス) id: 37304170ad (このIDを非表示/違反報告)
Hanapero_0214y(プロフ) - 何度読んでも最高です…続き楽しみにしてます!!! (8月26日 14時) (レス) @page45 id: 7f5f97c323 (このIDを非表示/違反報告)
きなこ - マジで最高でしたジェットブレイク楽しみです (6月27日 23時) (レス) @page45 id: fba21b8630 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぽんなる。 | 作成日時:2020年5月22日 13時