Give and take【ワイルドスピード Tokyo Drift】

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首都高を降り暫く車を走らせ着いたのは
近くに港が望める大きなガレージ付きの家。




ハ｢此処は?｣



A｢私の家兼アジト。｣




そう言ったAにハンは
少し目を見開く。




ハ｢１階は全部ガレージなのか?｣



A｢10台は入ってる。
地下には銃が置いてあるわ。｣




Aは当たり前のように車を降り
暗証番号と指紋を通し家の扉を開けた。





ハ｢これは驚いたな｣




A｢ガレージ付きの家欲しかったんでしょ?｣




ハンに向かってそう笑ったAは
そのままガレージに繋がる扉を開けた。






A｢ここにあるマシン好きに使って
好きに弄ってくれて大丈夫よ｣




ハ｢凄いな。
頭の可笑しい車しかない。｣



A｢それ褒め言葉よね?｣




そう面白がりながら言ったハンに
Aは思わずそう聞き返した。




ハ｢こっちでの生活が落ち着くまで
暫く此処で車を弄るよ。

落ち着いてきたらまた別にガレージを作りたい｣




そう言ったハンにAは
これから始まる新しい生活に期待を膨らませ




3段上の階段から
思いっきりハンに飛びついたのだった。





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