Give and take【ワイルドスピード Tokyo Drift】

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ブラジルで約束してた通り
首都高を走るNSXを運転してたのはAだった。



ハ｢立駐を仕切ってたなんて以外だ。｣




A｢あら…そう?｣



ハ｢そう言うしがらみを嫌うタイプだと思ってた。｣




ハンはそう運転する彼女を見つめ言った。




A｢情報屋として使ってたサトシが
無理やり私を巻き込んだのよ｣




ハ｢またあの男か｣



A｢ふふっ…随分嫌そうだったわね。
珍しく隠せてなかったよ。｣




感情や態度を隠すのが上手いハン。
それが彼の仕事の際の強み。



だが珍しく嫌悪感丸出しに睨んでたハンを
思い出してAはクスクス笑った。




ハ｢あいつはどっからどう見ても
Aの事を女として見てやがる｣



A｢そうね。知ってるわ。｣





何処か不機嫌そうに言ったハンに
Aは優しくそう言った。




ハ｢……やっぱり気付いてたな…｣




A｢あら?バレてた?｣



ハ｢どれだけ傍で君を見てると思う｣





感の鋭さと頭の良さで
相手を手の内で転がすAに
薄々ハンはそうじゃないかと気付いてた。





A｢だからよハン。
貴方は私が唯一人生を捧げたいと思った人よ。
私がそこら辺の奴に捕まるとでも？｣





そう目を見つめて言ったAに



こんなに真っ直ぐな女性が
自分の妻だど言う事に愛しさが込み上げ



彼女の頬に手を添え1つまたキスを落とした。





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