Give and take【ワイルドスピード Tokyo Drift】

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ハ｢今日は俺の好きな物しかないな。｣



A｢えぇそうよ?｣




そう言いながらハンは
ナイフとフォークでフレンチトーストを食べる。





ハ｢俺の妻の作る料理はなんでも絶品。｣




当たり前でしょ？
という顔でハンを見てAはコーヒーを飲む。




ハ｢だが日本食は特に美味い。
今日の夜は久しぶりに天ぷらを食べたいね。｣




A｢OK〜。なら早めに準備しないとね?
今日の予定は？｣




ハ｢ガレージに行って
頼まれてる車を完成させる｣




A｢分かった。
うちも1台仕上げたら手伝いに行くね。｣





そう言ったAに
ハンは"助かる"と呟き食べ終わった食器を
シンクに置く。






ハ｢テズから連絡はあったか?｣




A｢うんん。まだ無い。
……何してたらいいのかな…うちら。｣




ハンの言葉にAは
困ったように下を向く。




ハ｢普通に過ごそう。
いつも通りに普通にな。｣





そう言ったハンに
Aは何処かスッキリしない顔で頷いた。






そんなAの頭を撫で回し
ハンは簡単にガレージに行く準備をした。






ハ｢俺は先に出るぞ？｣




A｢分かった。また後でね?｣



ハ｢あぁ行ってくる。｣





そうして2人はキスを交わし
ハンは先に家を出てった。





A｢……あ…………
ちょっ………ハァァアアン？！！！！｣




何かに気付いたAが
大きな声でハンを呼ぶが



ハンの愛車のRXｰ7のマフラー音で
それがかき消された。





A｢服脱ぎっぱなし…ｯ本当にもう…｣




ソファーに投げられたハンのシャツを見て
Aは幸せそうにため息を出した。





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