フライト１４２ ページ24
藍沢side
当たりを夕焼けで紅く染めてた空は
真っ暗な少し肌寒くなった夜へ変わった
「A先生が目を覚ましました。」
…と。
灰谷から連絡があり俺は新海と
HCUの病床へ向かった。
カーテンを開けると
音に気付き目を開けたA先生
A「……ごめん。
心配かけた。」
新「無理しすぎてす。
体が悲鳴を上げたら元も子も無いですよ。」
小さく頷いてA先生は
HCUのデスクに集まる白石達の方を見る
A「……驚かせたよね。
いきなり…倒れてさ…
…それで
どうなってた？私の頭?
その顔だと…
良いお話は聞けそうにないかな?」
くすりと小さく笑うA先生を見て
俺は事実を伝える
藍「動脈瘤の大きさが1.5cmになり
脳への血流が万遍に滞ってません。
それに伴い
瘤の大きさからして
いつ瘤が破裂してくも膜下出血を起こしても
可笑しくない状態ですし…
予定していた
カーテーテル手術では完全に完治する事が
厳しくなり…」
A「開頭して瘤の根元を
クリッピングするしか無くなった…」
藍「…はい。」
俺と新海としてもこうなるのは避けたかった。
実際に神経を避け術野を広げる
視神経を傷つける可能性の高い
開頭オペだけは…
A「ｯ………そっ……ｯか……
本当にｯ………
…何で私なのかな〜…………」
そのA先生の言葉に
俺と新海は息を呑み込んだ
A「…８年前に片方の翼をもがれて…ｯ…
それでもまたｯ……
這い上がって空に戻ったのに…
何で…
今度は両翼もがれなきゃいけないの？
……私ｯ……何かした？」
目の前で両目から涙を流し
俺達に本当の心の叫びをぶつける
A先生…
A「…ｯ医者で居たいのに……
ただただ
救命医で居たい…ｯ…
ｯｸ……ただそれだけの願いなのに……
どうして私の前には
暗くて冷たい闇しか広がらないのｯ…??」
.
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あやか - 4で終わっちゃうなんて、寂しいなって思ってたので、5まで続いてくれるのがすごく嬉しいです！楽しみにしてます。頑張ってください！ (2017年9月9日 1時) (
レス) id: e6065de77e (このIDを非表示/違反報告)
みぃちゃん,ｍ - 神様が味方してくれました…:(T-T):作者様は大変だとは思いますが、私は５までいってもらえて本当に嬉しいです！続編、待ってますね！ (2017年9月8日 20時) (レス) id: 04aa308079 (このIDを非表示/違反報告)
結人(プロフ) - 5まで行ってくれて個人的には嬉しいです！いいものを見せたいというぽんるな。さんの気持ちが伝わって来ます！なのでこちらも本気で読ませていただきます！！ (2017年9月8日 11時) (レス) id: a1328b214f (このIDを非表示/違反報告)
うり(プロフ) - 楽しみにしてます！ 更新頑張ってください！ (2017年9月8日 9時) (レス) id: 04f37946a8 (このIDを非表示/違反報告)
まな(プロフ) - フライト149の一部なんですが片付けが方付けてになっていませんか？ (2017年9月8日 8時) (レス) id: e91ac2fa57 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽんなる。
| 作成日時：2017年8月30日 14時
