コードブルー『生きてこそ輝く命』４

フライト１３０ ページ12

白石side


藤「あ〜
しまんねぇな〜何か〜」



緋「A先生が
2日も居ないからこんなんなのよ…」



白「でも
確かに最近体調悪そうだったし」



藤「俺も睡眠不足なのによ〜!!

おい藍沢〜!!
お前また1人で澄ました顔しやがって!!」




………だからなんだ。


と言わんばかりのその眼力に
私は思わず苦笑いをする







A先生の休んで2日目
何処かいつもと雰囲気が違うくて



ゆるい訳では無いけれど
何処か締りが無い日々が続いていた。




今はお昼休憩で
食堂でいつもの様に昼食をとる





緋「でもさ!!
2日休みあって何してんだろうね?

まさかデートとか!?
キャー!!」



藤「それは無いだろ!!
男居る雰囲気ゼロだしな〜」




盛り上がる二人の会話を
A先生の耳に入れたら
どうなるのだろう…




想像しただけでも鳥肌ものだ。





そんなワイワイしてる
藤川先生と緋山先生の会話を他所に



隣に座る藍沢先生は
片手にあるiPadの手を止めて
呆然としていた。




藍「…ｯ…何だ…これはｯ……」




白「…藍沢先生？
どうかした？」




隣から聞こえた生気のない声に
思わず声をかけると




藍沢先生は昼食のサンドイッチも
殆ど手付かずのまま席を立ち



食堂から出て行った。





緋「何？あいつ…

白石…藍沢何見てたの？」





白「分からない…

けれど誰かの頭部CTだと思うけど…」





藤「ふ〜ん
…あいつも忙しいね〜」






いきなりの行動に驚きはしたけれど





藍沢先生の
あの表情もそこまで気がかりにならず





私達はそのまま食堂で
談笑していた。

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