愛されたがり２【ハイキュー】

76・心配性 ページ26

影山side


田中「A！！大地さんスガさん旭さん！」

西谷「A〜〜〜〜！！」


田中さんの声で全員がそちらを向く

東峰さんに抱えられたAさんが帰ってきた


キャプテンはすごく怒ってて

菅原さんがAさんを撫でながら大地さんを鎮める



影山「Aさんっ、」

「うっ、トビオちゃあん」


菅原さんから事情を説明され、またみんな怒って


俺にくっついて離れないこの人の肩を抱いて、ほんの少しだけ優越感に浸る


山口「Aさん、大丈夫ですか？」

「うんっ、ありがとお」

影山「顔赤くすんなボゲ」

山口「ぐっ」


田中「A、大丈夫か」

「りゅ〜……え？みんな競技は？」

澤村「！？もう集合じゃないか！行くぞお前達！」

西谷「A応援してろよ！待ってろ！」


影山「Aさん、終わったら話あります」

「ん…いってらっしゃい」

影山「…そんなかわいい顔しないでくださいコラ」

「いつもかわいいもん…」

影山「そうでした、じゃあ、見ててください」

澤村「谷地さん、清水、あとは頼んだ」



守ってやれなかったな

キャプテンじゃなくて、スガさんじゃなくて、

東峰さんじゃなくて、


いつだって俺が一番に助けに行きたかった



日向「影山くん先輩助けてやれなくて落ち込んでるの？」

影山「あぁ"？」

日向「ひぎゃっ」

澤村「喧嘩しない、影山の名前、ずっと呼んでたぞ」

影山「！」


日向「そーだよ、
怖い顔しちゃってさ、影山の顔見たA先輩の顔、

ちょーかわ…じゃなくて、キラキラしてたぞ！」


東峰「きっとまだ抱きしめ足りないだろうから、終わったら一番に抱きしめてあげればいいんだよ」



影山「…ウス」





はやく抱きしめてやりてえ


その前に借り物でAさんのこと借りてえ

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