愛されたがり２【ハイキュー】

72・危機管理能力 ページ22

田中「いやあ〜〜〜！さすがだなあ！」

「りゅう、笑いすぎ」

澤村「まあまあ、一番目立ってたぞ！」

「私は優勝したかったの！！」


あのままツッキーは私を抱えて下さないし、
トビオちゃんはツッキーの肩掴んで睨むし、

間にいる私の気持ちにもなってほしいよね！もう！


田中「いやー、二人の鬼の形相の間でプンスカ怒ってるA見ものだったなあ〜！」

菅原「声こそ聞こえないけど必死に怒ってる姿がたまんなかったべ」

清水「よかったよ、A」

山口「ツッキー大丈夫う…？」

「もう！二人は今日私に接触禁止！」

影山「！？なんでですか！？」

「あったりめえだろボゲェ！」

澤村「今日ばかりは二人とも言い返せないな(笑)」

月島「僕だって受け渡しが田中さんだったらできました。今回はAさんの采配負けです。」



そう、リレーの走順を組んだのは私

少し考えればこの事態は予測できたかもしれない…と思うと本当に自分が悪い気がしてきた

え？私じゃないよね絶対に？？




影山「Aさん、俺はそんなこと思ってません」

「えーん二人がいじめてくる潔子さあん…」

清水「…」

菅原「清水！顔！」

「怒り疲れたからお手洗いで汗拭いてくる！」

澤村「おう、30分後男子の借り物競走だからな〜！見たいだろ？」

「うん！急ぐ！トビオとつっきーのばーか！」

影山「ばっ…！！！」

月島「あはは、超可愛い」


つっきーはいつからあんなオープンに褒めてくる人になったんだ？いいけど別に

まあたしかに今回はお互い様ということで、二人に後で許しを与えるとしよう



汗拭きシートを持って、校舎に戻る

10月のまだ少しだけ暑さの残る今日だが、校舎はひんやりしてて心地いい

教室でチャラチャラした女子がサボってるようで少し騒がしいけど、気持ちはわかるな〜焼けたくないし



『あれ、Aちゃんじゃん！サボり〜？』


声をかけてきたのは確か三年の先輩

告白されて顔がまあまあだからやることだけやった人で、独りよがりなえっちで期待外れだったな

んーと、多分佐藤先輩？


「あー、どうも」

佐藤「最近会ってくれないじゃーん」

「部活が忙しくて」

佐藤「じゃあ今なら相手してくれる？抱いてあげようか」

「はあ、でも次競技見たいし無理ですね」

佐藤「見なくていいじゃん、お、きたきた。お前ら〜、いいの拾ったぞ」


後ろのトイレから友達らしき人二人が出てくる

え？ちょっとヤバくないこれ？

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