#1 少女と男 ページ3
日本、東京都、稲妻町にある、雷門中学校。
今年のFF……フットボールフロンティアで見事優勝し、その後のエイリア学園の騒動で、中心的存在としてエイリア学園を倒した学校。
校舎には巨大な稲妻マークがあり、生徒たちを見守っている。
その学校に、きれいな銀髪をなびかせながら少女が入ってきた。
「雷門中学校……ここがあの伝説の……」
校門を抜け、慣れない土地を歩きながら体育館を目指す少女。
自分以外誰もいない校庭は、静まりかえっていると少女は思ったがなにやら話し声が聞こえる。
声の元はこの中学校の生徒ではない少女でも体育館とわかるような建物の中からだった。
「雪宮Aだな？」
さっそく体育館に向かう少女に男が声をかけた。
「そうですが、あなたが響木正剛さんですね」
少女と男……雪宮Aと響木正剛は何かを確かめるように互いを見た。
「お前がサッカーをやめたことは知っての上での頼みだったが、引き受けてくれるとは思ってもみなかった。感謝する」
「気が向いたんです。またやってみようかなって。完全にやるとは言いませんけど」
「あぁ。十分承知の上だ。完全にやるまではコーチの仕事をしているだけでいい」
「はい」
無意識にAは左手首の腕時計を見た。2本の長さの異なる針が、まもなく9時を示そうとしている。
「響木さん。もうそろそろ時間です」
「わかった」
響木とAは体育館に向かった。
体育館の入り口にはたくさんの靴が散乱しており、ほとんどの靴が緑色で稲妻マークが入っている。
デザインからみて、雷門中学校の指定靴だとAは思った。
続く (更新停止中)
お気に入り登録で更新通知を受け取ろう
←設定
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
遊星(プロフ) - 更新停止になってますが大丈夫ですか？素敵な話なのに更新停止は勿体無いです。早く続き読みたいです。 (2021年10月4日 21時) (
レス) @page3 id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)
星宮結城 - 篝火―かがりび―さん» コメ返し遅くなって本当に申し訳ありません！ 読みやすい等と言ってくださりありがとうございます！ 私のミスでパスワードを忘れてしまい更新ができません。リメイク版を作りましたので、そっちの方もよろしくお願いします！ (2018年6月23日 19時) (レス) id: 2baeaa7a68 (このIDを非表示/違反報告)
篝火―かがりび―(プロフ) - はじめまして。文章がしっかりしていて読みやすいですね！情景描写も綺麗です！！更新頑張ってください(^^) (2017年12月23日 15時) (レス) id: ef5ed683e1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：星宮結城 | 作成日時：2017年12月5日 20時
