本屋に行こう ページ1
本日、任務なし。
同じく学校もない。
虎杖悠仁は現在完璧な暇な状態である。
こうなったのも全部五条先生のせいだ。
次の暇な時に部屋で映画鑑賞をしようと思っていた作品の全容をネタバレされたのである。
当の本人は
「あっれぇ〜?まだ悠仁観てなかった?ごめんちゃい!」
という調子でヘラヘラしている。
よって見る気が失せてしまった。
教師として呪術師として尊敬し信頼、信用五条悟だが人間性においては最悪である。誰とでもフレンドリーに仲良く接することを特技とする虎杖でも五条悟のこの性格だけは多少頂けなかった。
……このままウジウジしてても仕方がない。どうせ休みなら外に出よう。きっと何かいいことがあるはずだ。
寮から出るとそこにはいつも通り真っ黒な服を着た伏黒がいた。
『おっす、伏黒。どっか行くの?』
「ああ。俺が読んでいた本の新作が出るらしくてな。ネットで頼んでも良かったんだが今日は天気いいし。
たまには自分の足で行こうかなって。」
『めずらしっ。なあ、それ俺も一緒に行っていい?今日俺暇でさ。』
「別に構わねえけど、昨日映画鑑賞するって言ってなかったか?」
『それが、五条先生に……。』
「……お前も苦労してるんだな。」
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Blue Stella(プロフ) - ゆきさん» 前作に引き続き読んでいただき有難うございます!原作にありそうでなさそうな話を目指して執筆していきますので今後も応援よろしくお願いします! (2021年4月14日 18時) (レス) id: 081d64f1ab (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 本当にありそうな会話や(笑)応援してます! (2021年4月6日 7時) (レス) id: d584864077 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Blue Stella | 作成日時:2021年4月5日 23時