双子の兄は如恵留。

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宮近side
女子生徒C)急になんなの？友達って、如恵留くんの妹ちゃんのこと？

女子生徒B)もしかしてその妹ちゃんが君の彼女とか？ウケる〜w

好き勝手言う先輩たちだな〜。

宮)そんなんじゃないですけど、Aのこと、悪く言わないで欲しいです…如恵留も悲しむと思うので！

「如恵留も悲しむ」という言葉が聞いたのか、先輩たちはその場から逃げるように去っていった。


川島side
Aと帰ろうかな〜なんて思ってC組に来たが誰もいなかった。1人で帰るか〜なんて昇降口へ向かうと、

如)ちゃか〜！一緒に帰ろ〜？

ちゃかこと宮近海斗がいた。

宮)あ、如恵留！いいよ〜

帰り道。西陽が眩しいな〜なんて思いながら、ちゃかと並んで歩く。だけど…

如)そんでさ…って、ちゃか聞いてる？

宮)え、あー、ごめん！

ちゃかの様子が変で、俺の話もこの通り聞いてなかったみたい。どうしたんだろ…？

如)ちゃか〜？何かあったの？さっきから変だよ…

宮)うん…ごめんね？実はさ…

@公園
俺とちゃかは、近くの公園のベンチに腰掛けて話すことにした。

如)ちゃか！ゆっくりでいいから、話せそうなら聞かせて？

コクリ、とちゃかが頷く。

宮)……と、いうわけ。あ、この話、Aには…

如)分かってる。ちゃかから聞いたなんて、Aには言わないよ。そっか…そんなことがあったとはねぇ…ちゃか、話してくれてありがとう！

聞かされたのは、Aが陰で酷いこと言われてること。そして、俺に嘘をついていること。

宮)俺、どうしたらいいか分かんなくてさ…でも如恵留が話聞いてくれてよかった！ありがとう！

如)ううん、こちらこそAのこと助けようとしてくれてありがとう！

またね、と手を振って俺らはそれぞれの家へと帰った。

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