第270話 ページ31
『お久しぶりです、玄野さん！』
あれから2日が経った。予想より早く予定が組めたため、直ぐに八斎戒にお邪魔することになった。
｢わぁ、なんかいい事でもありやした？｣
そう反応する玄野さんに、自分のそのままの感情が顔に顕になっていたことに気づく。
『いやー、ないですよそんなの！』
珍しくからかってこない玄野さんに少なからず調子を崩されながら、少しでも動揺を表に出さないようにそう言葉を返す。
じゃ、行きやしょうか なんて言いながら前へ進んで行く背中を見て、『さよなら』の事をいつ言おうか...なんて考える。
『今日はエリちゃんと長くいてもいいですか？』
｢？、別にいいですよ。｣
少し不思議そうに首を傾げ、そう返答する玄野さん。そんなに気にすることじゃないでしょう。
『久しぶりに来ました。』
｢そうっすね。｣
少しして、八斎戒に到着。向かっている途中玄野さんがオーバーホールさんに電話しているのが聞こえたので、もう話はつけてくれてるんだろう。
黙々と家の中へ入って行き、いつもの迷路のような地下の道を通ってエリちゃんの部屋の前に到着。
｢着きやしたよ、いってらっしゃい。｣
『有難うございます、いってきます。』
互いに笑いながらそう言うと、玄野さんはそそくさとその場から去っていく。私はというとエリちゃんの部屋の扉に立ち、少し躊躇いながらもノックをする。
『エリちゃん、久しぶり...起きてる？』
そう言って数秒すると、カチャリと扉が開く音。それと同時に目の前の扉が開く。
｢お姉ちゃん？｣
紅い綺麗な目が小さな隙間から少しだけこちらを覗く。
『うん、久しぶり！』
エリちゃんは私の姿を確認した途端、嬉しそうに頬を赤く染めこちらに飛びついてくる。
『あはは、そんなに会いたかった？』
｢うん！！｣
すりすりと嬉しそうに頬を擦り寄る姿を見て、ああ...来てよかった なんて安心する。
『今日はいっぱいお話しよっか、長く居てもいいよって言って貰えたからね。』
｢ほんとに...！
ふふっ、やった！｣
そう嬉しそうに笑うエリちゃんを連れて、部屋へ入った。
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ペンドラー(プロフ) - ひるたさん» お久しぶりです！読んでくださってありがとうございます！ミニキャラはお気に入りの絵師さん等の絵柄を真似して描いてみるといいですよ！そのいくつかの中からご自身にあったものを選んで極めると楽しいです！ (2019年11月13日 7時) (
レス) id: 4520c74fe9 (このIDを非表示/違反報告)
ひるた - 神ですね。相変わらずの。 お久しぶりです。ひるたです!みにキャラのコツを教えていただきたいでs((( (*ﾉ´□`)ﾉ お願いします！ (2019年11月12日 23時) (レス) id: 5874f3a350 (このIDを非表示/違反報告)
ペンドラー(プロフ) - ユルルルークさん» ありがとうございます！今度時間が空いたら夢主のイメ画とか描いてみると思うのでそちらも見て頂けたら嬉しです！ (2019年8月25日 13時) (レス) id: 4520c74fe9 (このIDを非表示/違反報告)
ペンドラー(プロフ) - ぎるさん» ありがとうございます！そう言っていただけると嬉しいです！夏休みが終わるまでには更新できるようになると思うので、早く終わるように頑張ります！！ (2019年8月25日 13時) (レス) id: 4520c74fe9 (このIDを非表示/違反報告)
ユルルルーク(プロフ) - 絵がすんごい可愛いｯ!! (2019年8月25日 13時) (レス) id: ac46a20481 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ペンドラー | 作者ホームページ：
作成日時：2019年6月10日 19時
