第269話 ページ30
治崎side
最近、クロノの様子がおかしい。
どこか上の空なことが多く、返事も遅い。仕事の処理も少し遅くなっている。
理由はわかりきっている、恐らくと言わずとも夢視 Aの所為だろう。
｢はぁ...。｣
幸運な事にまだクロノの上の空のせいでの支障は出ていない。ただ1番の今の問題は...
｢(同じ...という事。)｣
何がって？みなまで言わせるな。
俺だってこんな感情を認めたいわけじゃない。嫌という程の潔癖に産まれ、手袋なしには何にも触れることの出来ない体質に生まれたというのに。
誰かを人を女を好きになってしまうなんて、こんな...初めての感情を抱いてしまうなんて。
絶対に勘違いなどではない、自分の感情くらい理解しているつもりだ。
どれだけ感じたことの無い感情であっても、これが俗に言う｢恋心｣だということは確かなのだ。
ああ、全く...こんな感情を微塵も否定できないなんて。
｢ハッ...、若頭の名が泣くな。｣
──────────────────────
玄野さんに『遊びに行ってもいいか』という旨のメールをすると数秒も経たないうちに既読がつく。うん、暇人かな。
『はや〜、しかもOKかい！』
なんて1人でぼやきながら、メールでお礼を言う。
八斎戒に行ったらまず何をしよう...
ああ、まずはエリちゃんに会って...｢ごめんね｣と｢バイバイ｣を伝えて
玄野さん達にも｢さよなら｣を言って...ああでも、詳しいことは言っちゃいけないよね...
それから...それから､､､
『っ...』
ポロポロと涙がこぼれていることに気づく。
『だめ、だめ、とまって...はやく､､､』
ごしごしと目を擦りながら、小さく呟く。悲しむな哀しむな叶しむな。
私は敵になったんだ、全てを失う事なんて、覚悟できてなきゃいけないことでしょう。
そんな事があって欲しくなくても、起こるかもしれない。それが敵なんだから、それが敵の当たり前なんだから。
だから、もしこれが最後になるなら...元気で、笑顔な姿を見て欲しい。苦しむ顔なんて見せたくないから。
『また...会えるかなぁ』
嫌いじゃないんだ、寧ろあの人達のことは好きな方で。全員滅茶苦茶だけど、優しいし、楽しいし。
最初から思っていたより、怖い人でもなかった。勧誘の時だって、しっかりと話を聞いてくれて、理解してくれて、身を引いてくれた。
ほんとは敵なんかじゃないんじゃ って思っちゃうくらい
良い人達なんだ。
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ペンドラー(プロフ) - ひるたさん» お久しぶりです！読んでくださってありがとうございます！ミニキャラはお気に入りの絵師さん等の絵柄を真似して描いてみるといいですよ！そのいくつかの中からご自身にあったものを選んで極めると楽しいです！ (2019年11月13日 7時) (
レス) id: 4520c74fe9 (このIDを非表示/違反報告)
ひるた - 神ですね。相変わらずの。 お久しぶりです。ひるたです!みにキャラのコツを教えていただきたいでs((( (*ﾉ´□`)ﾉ お願いします！ (2019年11月12日 23時) (レス) id: 5874f3a350 (このIDを非表示/違反報告)
ペンドラー(プロフ) - ユルルルークさん» ありがとうございます！今度時間が空いたら夢主のイメ画とか描いてみると思うのでそちらも見て頂けたら嬉しです！ (2019年8月25日 13時) (レス) id: 4520c74fe9 (このIDを非表示/違反報告)
ペンドラー(プロフ) - ぎるさん» ありがとうございます！そう言っていただけると嬉しいです！夏休みが終わるまでには更新できるようになると思うので、早く終わるように頑張ります！！ (2019年8月25日 13時) (レス) id: 4520c74fe9 (このIDを非表示/違反報告)
ユルルルーク(プロフ) - 絵がすんごい可愛いｯ!! (2019年8月25日 13時) (レス) id: ac46a20481 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ペンドラー | 作者ホームページ：
作成日時：2019年6月10日 19時
