第266話 ページ27
｢爆豪勝己さんです。｣
淡々と語られたその名前
知っているさ幼馴染だもの。きっと私の人生で、1番私に『馬鹿』なんて言ってきた相手だもの。それに、この世で誰よりも...
私を知ってくれていた人だもの。
『そうですか...目的は、懐柔とかですか？』
｢っ...ええ。彼のあの粗暴さなら、こちらに引入れることも可能かと思いまして。｣
少し見えた動揺を他所に、にこやかにそう答える黒霧さんに少しの不信感。
『口出しするみたいで...申し訳ないんですが。』
｢？｣
『かっちゃんはやめておいた方がいいです。』
不思議そうにぽかんとする黒霧さんを一旦置いておき、話を進める。
『かっちゃんは...なんて言うか、小さい頃からヒーローになるためにあれだけ強くなったんですよ。
勝ちたいとか、負けたくないとか、人の役に立ちたいとか...失礼だけどそんな事のために強くなったんじゃないんです...。
誰よりも...輝いてた、誰よりも憧れてた
ああ、そうだ...オールマイトみたいなヒーローになるために、かっちゃんは強くなったんですよ。』
我ながらオールマイトの名前が出なかったのはさすがに引く。世間から少し離れすぎてしまったせいだろう。
『私はかっちゃんの全部を知ってるわけじゃないんですけど...でも、少なくともかっちゃんは、何がなんでも
恥ずかしいことに最後のほうは言葉に自信を持てず俯いてしまった上、声も小さくなってしまった。
くうっ、顔を上げたくない。
なんて、1人で百面相していると。
｢ダメ元でも、もう既に決まってしまったことですからね。私達はその事の遂行と成り行きを見守る程度しか出来ないのですよ。｣
ああ、さすが黒霧さんだ。
いつものように、静かに、取り乱さず話している。さっき見えた動揺は気のせいだろうか。まあ、そんなことを気にしても何にもならないのだけど。
『そうですね...まあ一応、応援してます！』
｢ふふ、有難うございます。頑張りますよ。｣
先程とは打って変わって嬉しそうに笑う黒霧さん。
『(ああ、やっぱり...
腹の底が見えない人だなぁ。)』
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ペンドラー(プロフ) - ひるたさん» お久しぶりです！読んでくださってありがとうございます！ミニキャラはお気に入りの絵師さん等の絵柄を真似して描いてみるといいですよ！そのいくつかの中からご自身にあったものを選んで極めると楽しいです！ (2019年11月13日 7時) (
レス) id: 4520c74fe9 (このIDを非表示/違反報告)
ひるた - 神ですね。相変わらずの。 お久しぶりです。ひるたです!みにキャラのコツを教えていただきたいでs((( (*ﾉ´□`)ﾉ お願いします！ (2019年11月12日 23時) (レス) id: 5874f3a350 (このIDを非表示/違反報告)
ペンドラー(プロフ) - ユルルルークさん» ありがとうございます！今度時間が空いたら夢主のイメ画とか描いてみると思うのでそちらも見て頂けたら嬉しです！ (2019年8月25日 13時) (レス) id: 4520c74fe9 (このIDを非表示/違反報告)
ペンドラー(プロフ) - ぎるさん» ありがとうございます！そう言っていただけると嬉しいです！夏休みが終わるまでには更新できるようになると思うので、早く終わるように頑張ります！！ (2019年8月25日 13時) (レス) id: 4520c74fe9 (このIDを非表示/違反報告)
ユルルルーク(プロフ) - 絵がすんごい可愛いｯ!! (2019年8月25日 13時) (レス) id: ac46a20481 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ペンドラー | 作者ホームページ：
作成日時：2019年6月10日 19時
