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『北海道から!? わぁ、すごい!』








また、彼女は手元に視線を戻した。








「そう…ですかね、?」






『私、一度だけしか北海道行ったこと無いんですけど、良い所ですよね!』






「あぁ、わかります。

僕、実は福岡出身で、今は北海道に住んでるんですけど、僕も北海道好きです」







『やっぱり、食べ物美味しいですか?』







「めっちゃ美味いっすよ。どの種類のを食べても美味いっす」







『うわぁ、何だか自分の料理出すの恥ずかしい〜』









厨房で、彼女が困ったように笑う。






さっきから思ってたけど、よく笑う子やなーって。






接客業やから当たり前なのかもしれないけど






彼女の笑顔は、お客さんに向けるサービスの笑顔という感じやなくて






こう、なんか、心から笑ってる笑顔というか、安心するような温かい笑顔というか…






彼女は笑うと、右頬の下側に綺麗なえくぼが出来る。







…って、俺どんだけ見てるんだろ。




気持ち悪い。







目線を上げると、真剣な眼差しで料理を作る横顔が目に入って






俺はそれを誤魔化すように、冷えた水を喉に流し込んだ。

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める(プロフ) - 優衣さん» 私の拙い文章をここまで読んで下さり、感謝です(;_;)リクありがとうございます!次の作品は、遥輝さんを予定してますよー!続編、検討させて頂きますね^_^ (2016年10月16日 18時) (レス) id: 394eaa1712 (このIDを非表示/違反報告)
優衣(プロフ) - 完結お疲れ様でした^ ^ 個人的にその後の続編希望です!また 次は遥輝のお話が読めたら嬉しいです^o^ (2016年10月16日 11時) (レス) id: 3af760ad69 (このIDを非表示/違反報告)
める(プロフ) - はちさん» ありがとうございます!そう言って頂けるだけで嬉しいです(;_;)ステキな卓さん書けるように更新頑張ります♪ (2016年10月14日 20時) (レス) id: 394eaa1712 (このIDを非表示/違反報告)
める(プロフ) - 優衣さん» ありがとうございます!嬉しいです(o^^o) これからも、2人の事を見守ってあげてください! (2016年10月14日 20時) (レス) id: 394eaa1712 (このIDを非表示/違反報告)
はち - はじめまして!読んでてキュンキュンしちゃいました(>_<)卓さんステキですね。これからも楽しみにしてます! (2016年10月14日 19時) (レス) id: 5232ccc564 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:める | 作成日時:2016年10月8日 18時

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