まもりたい (ページ9)

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雛side

亮は1週間後に退院出来ることが決まった。
でも、予定や。
このまま順調に回復すればの話。

裕『とりあえず、帰るか』

夜中の3時になり、裕も明日の仕事がある。
せやから、家に帰った。

裕『腹減ったなー』

雛『晩御飯まだやったね。今から作るね
あ、、、たぁくんのご飯用意してへんかった』

裕『なにしてんねん、、、』

たぁくんはもう寝てるやろうか？
おなかすいたやんな、、、
音を立てないように部屋に入ると
ベッドですやすや眠るたぁくん。
眠れててよかった、、、
ごめんね、ご飯作れなくて。
明日からはちゃんと作るからね

雛『ねてたよ』

裕『まぁ、あいつよく寝る子やもんな。』

雛『そうね、』

裕『亮、水族館行きたいねんて』

雛『いいわね、退院したら行きましょうか』

裕『せやな』

ご飯を食べてお風呂に入って眠った。
亮は眠れてるやろうか？
苦しんでへんやろうか？
亮のことだけが気がかりやった。

ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ

目覚ましで起きて朝ごはんを作る。
たぁくんは今日から普通の登校。

雛『たぁくん、おはよう』

忠『おはよ、、、』

雛『昨日、晩御飯ごめんね。
今日はちゃんと置いとくからね』

忠『うん、、、』

たぁくんはご飯を食べて、準備して
大きすぎるランドセルを背負って行った。
いつか小さくなるんやろうな、、、
ランドセルの中も重たくなって、
クタクタになるんやろうね、男の子やから。