まもりたい (ページ2)

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忠義side

ままとぱぱが入学式来てくれる。
だから、ずっと楽しみにしてた。
でも、亮ちゃんが手術するんやって。
夜きいちゃった。

ぼくの入学式と亮ちゃんの手術。
亮ちゃんは僕よりもいっぱい頑張って
手術するんやって。
だから、ぼくはわがまま言えない。

入学式、きてほしかったけど、
ぼくはお兄ちゃんやから、
わがまま言っちゃだめなの。

でも、やっぱりさみしくて不安で
ちょっとだけ泣いちゃった。
お兄ちゃんやのに、泣いちゃった、、、

雛『たぁくん、おはよう』

忠『おはよう、、、』

雛『入学式、行けなくてごめんね？』

忠『ううん、大丈夫だよ。』

雛『たぁくんならひとりでも大丈夫やね。
鍵はここに入れておくから、
家に帰ったらこれで開けて入ってね？』

忠『うん』

裕『おはよーさん』

雛『おはよう。ご飯はよ食べて行くよ』

裕『んー。』

ままはいそがしくしてたから、
ひとりで準備して制服に着替えて
新しい靴はいておうちをでた。
ままとふたりで何回も歩いた道を
はじめてひとりで歩いた。

先生『おはよう、あれ、お母さんは？』

忠『ぼく、ひとりです。
ぱぱもままもいそがしいから、、、』

先生『あ、そっか。
じゃあ先生と一緒にいようね』

みんなぱぱやままと話してた。
ひとりぼっちはぼくだけみたい。
みんな、いいな、、、