まもりたい (ページ35)

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雛side

隆母『参観日、一緒に行きませんか？』

ある日、隆平くんままからLINEが来た。
実はお礼と謝罪をしにあの後自宅に伺った。
そのとき、なんでも相談してって言われて
隆平くんままとLINEを交換した。

追い詰められてた私は、
隆平くんままが悪魔にしかみえなかったけど
すごく優しくて、いい人やった。

ママ友がいない私にとって、
隆平くんままはいい先生やった。

雛『いつあるんですか？』

隆母『お手紙もらってないですか？
たぁくん、持って帰ってると思いますよ。』

雛『きいてみます』

1週間前には手紙を貰ったらしい。
たぁくんはただ出し忘れてるだけ？
それともわざと出してへんの？

雛『たぁくん、参観日のことなんやけどね』

忠『うん。』

雛『お手紙貰ってへん？
まま、参観日に行きたいんよ』

忠『え？来てくれるの？』

雛『学校でのたぁくんを見たいなーって』

忠『やった！はい！てがみ！』

たぁくんはわざと手紙をくれてなかった。
きっと来てくれないと思ってたんやと思う。
実は1週間前から亮が入院してん。
それでバタバタしてたし、
入学式も行けなかったから、、、
また、たぁくんに気を遣わせた。

雛『たぁくん、今度からお手紙全部見せてね？
まま、たぁくんの学校には
できるだけ行きたいとおもってるんよ』

忠『うん。じゃあ、はい！』

たぁくんが渡してきたのは、
ファイルに入った大量の手紙。
全て学校行事のお知らせやった。