まもりたい (ページ4)

今日:5 hit、昨日:26 hit、合計:65,032 hit

4 ページ4

忠義side

『忠義くん、お兄ちゃんたちと手繋いで
席に座っててね？』

忠『うん』

6年生のお兄ちゃんがてをつないでくれた。
かいだんをおりてずっといすにすわってた。
あ、りゅーへーや！

隆『あっ、たっちょーん！』

忠『りゅーへー！』

隆『おんなじくらすやねっ！』

忠『うん！』

隆母『あれ、たぁくんままさんは？』

忠『りょーちゃんの手術があるから、
ままとぱぱはびょーいんにいったの。』

隆母『え？じゃあ一人で来たの？』

忠『うん！ぼく、ひとりできたよ！』

おそとでみんなおしゃしんとってた。
ままとぱぱとさんにんでならんでた。
僕も撮りたかったけどひとりぼっちやから
とられへん。

隆『たっちょんもおしゃしんとろ？』

隆母『たぁくん、そこに立ってー！
次は隆平とたぁくん並んでー！』

桜の木の下で、おしゃしんをとった。
りゅーへーとりゅーへーままとおしゃべりして
そのままおうちに行った。

隆母『たぁくん、いっぱい食べてね』

忠『ありがとう！』

隆母『いいよ。入学祝いやね。
隆平、たぁくんこっちむいてー！』

隆『へへっ！』

りゅーへーままのケーキを食べて、
おみやげにくっきーをもらった。
りゅーへーままはやさしくて、
ぼくのさみしい気持ちはなくなってた。

隆母『おうちまで一緒に行こう』

夕方になって、りゅーへーままが、
ぼくのランドセルを持ってくれて
おうちまで送ってくれた。
家には車もあって、かえってきてるみたい。