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家に向かって走っていた車が路肩に静かに停まった。
｢門限なんか所詮親の心配要素を減らすための一つの手段にすぎん。いつかは親から離れて行くってのはわかっとるけど心配でしゃーないんも親やからや。Aちゃんらくらいの年頃になったらそれが鬱陶しく思うやろけどな。その気持ちがわからん間は、決められたことは守らなあかん｣
｢……なんか、難しい｣
親の気持ちとか言われたって、自分の気持ちすらわからないのにわかるはずがなかった。
｢今はわからんやろなぁ。俺もAちゃんくらいの時は、反抗しまくって面倒かけたもんやし｣
｢こーじさんも？｣
｢おー、まあほどほどにな。そんなことはどぉでもええのよ！｣
あっ、話逸らした。
大人って立場悪くなると話逸らすよね。
｢それより……｣
ギッと車がこっちに傾いた。
こーじさんが身体を斜めに傾け私の方を向き手を伸ばしてくる。
なんだろう？
ドキドキしてヤバい。
こんなに近い距離にこーじさんの真面目な顔が迫ってきて、伸ばされた指先の行方を辿って行くうちに私の目は中心に寄る。
パチン…と、鼻先を弾かれた。
｢いひゃっ…！？｣
｢お仕置きや｣
｢なっ、なんれ〜！？｣
弾かれた鼻先を押さえながら疑問を投げる。
｢……お兄さんに心配かけるから｣
え？
こーじさんはそう言うと前に向き直った。
その表情は微妙に赤い。
｢ふっかさんが珍しく神妙な顔しとったから話聞いてみたら…まぁいろいろあったわけで。
んでもってAちゃんメールくれてたやろ｣
コクンと頷く。こーじさんに相談メールを送ったのは確か一昨日になる。
返事を待ってたけど、全然来なかった。
それを思い出してズキっと胸が痛んだ。
ドキドキしたりズキズキしたり忙しい。
｢Aちゃんのメール見て、美波ちゃんのことやなって。 やけど忙しくってな…なかなか返す機会無くて。Aちゃんに電話したら出えへんしな｣
はぁぁぁと、盛大な溜息を吐いたこーじさん。
んん？電話？
仕舞っていた携帯を鞄から取り出して確認すると、着信５件めっちゃ２件。
全部こーじさんだった。
オーマイガー！！
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ゆきんこ(プロフ) - ももさん» ももさま！コメントありがとうございます😭🙏 あまりコメント頂けないので面白くないんだろうなって思ってたのでとても嬉しいです😆 最後まで楽しんでもらえるように頑張ります！！ (2022年3月19日 9時) (
レス) @page38 id: aab9c47478 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - 恋の始まりのキュンをいただきました(^^)くーっ！続き楽しみにしています。 (2022年3月18日 23時) (レス) @page39 id: 32975d39fb (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - みぃ。さん» みぃ。さーーーん！！コメントありがとうございます😆待ってたって言葉が嬉しいです！！ありがとうございます😊頑張ります♡♡ (2022年3月10日 9時) (レス) id: aab9c47478 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ。(プロフ) - こんにちは！待ってました、🧡さん！更新楽しみにしてますねっ！ (2022年3月10日 7時) (レス) @page6 id: fb4296a570 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきんこ
| 作成日時：2022年3月9日 23時
