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身体が左に傾いた。なに？と見ると、左の肩にこーじさんの手が乗っかっていた。
ちょっ、こーじさんに抱き寄せられている。なにこの状況は。
叫びたい衝動を必死に抑える。
｢全然やな〜。俺とAちゃんの方がめっちゃ仲良しや！｣
こーじさんの顔が私の顔の直ぐ横にあって、ドキドキ度が急加速する。
｢なっ？ Aちゃん｣
なっ？ てなんだ――っ？！
私はなんて言えばいいの？！
わからず口をパクパクさせれば、｢ぷっ、金魚みたいやで｣と笑われる。
吹き出すと同時に手が離れて、スカスカする左肩がなんだか寂しい。
｢ねえねえ、なんで康二さんAと一緒なの？｣
素朴な疑問をジーッと見つめながらしてくる美波に一瞬首を傾げて、直ぐに満面の笑顔で答えた。
｢せやなぁ、運命が俺らを結び付かせたんやで！｣
む、む、む、む、結び付かせたって言うな――っ！？
怪しい響きに美波は唖然、ふっかさんはクックッと喉で笑い私は噎せた。
｢ゴホッ、ゴホッ！｣
｢Aちゃんっ！？｣
慌てて背中をさすってくれた温もりに、ふぅと息を吐いた。
けれど未だ顔の火照りはおさまらない。
早くオレンジジュース来ないかなぁ……
｢辰哉くん、私もそれ飲んでみたい！｣
たつやくん？
ああ、ふっかさんの名前なのか。
ビールではなくてレモンハイを飲み始めたふっかさんの腕に絡み、上目遣いで“それ”とレモンハイを指差す美波。
私は驚きながら手羽先を頬張る。
｢う〜ん、美波ちゃんには早いと思うけど〜？｣
大人の味だからと曖昧に答えるが、美波の好奇心はおさまらなかった。
｢飲みたーいっ！｣
ふっかさんの耳元に口を寄せ叫ぶと、ふっかさんは直ぐに折れた。
美波は我が儘に押し切れられた感じだけど、お酒は不味いんじゃ……ってハラハラ。
｢ウゲッ、ほんとまずっ！｣
｢だから言ったじゃーん。つうか子供が飲んじゃ駄目なのよ｣
小さな舌を出して苦痛に歪む表情、ふっかさんはクスクス笑いながらジュースを勧めていた。
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ゆきんこ(プロフ) - ももさん» ももさま！コメントありがとうございます😭🙏 あまりコメント頂けないので面白くないんだろうなって思ってたのでとても嬉しいです😆 最後まで楽しんでもらえるように頑張ります！！ (2022年3月19日 9時) (
レス) @page38 id: aab9c47478 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - 恋の始まりのキュンをいただきました(^^)くーっ！続き楽しみにしています。 (2022年3月18日 23時) (レス) @page39 id: 32975d39fb (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - みぃ。さん» みぃ。さーーーん！！コメントありがとうございます😆待ってたって言葉が嬉しいです！！ありがとうございます😊頑張ります♡♡ (2022年3月10日 9時) (レス) id: aab9c47478 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ。(プロフ) - こんにちは！待ってました、🧡さん！更新楽しみにしてますねっ！ (2022年3月10日 7時) (レス) @page6 id: fb4296a570 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきんこ
| 作成日時：2022年3月9日 23時
