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こーじさんに連れて来てもらったのは居酒屋。待ち合わせの喫茶店から徒歩５分のところ。
｢ふっかさんが美波っちとおるから来いって誘われてんけど、一人は気まずいやん？やからAちゃん来てくれて助かったわ｣
居酒屋は地下にあるらしく、地下への階段を下りる最中に言われた。そういうことか。
｢あ、そうや！ これ着て｣
いきなり立ち止まり後ろを振り向きながら、着ていたジャケットを渡された。
こーじさんのジャケットを持ったまま首を傾げる。
｢やっぱ制服はまずいからそれ着て前とめて。ちょっとは誤魔化せるやろ｣
ああ、居酒屋に入るのに制服姿をジャケットで誤魔化せってことか！
確かに居酒屋だし、普通制服姿の学生は来ないだろうな。
実際私は家族以外とは初めてだし、ましてや制服姿でなんて来たことはない。
ジャケットを羽織るとかなり大きくて手が見えなかった。萌え袖というやつか。
肩もガバガバだ。
でも制服は隠せているからいいんだよね？
｢あちゃ、やっぱデカすぎか。ちょー腕伸ばしてみ？｣
｢はい？｣
言われた通り前に突き出すと長すぎる袖を捲ってくれた。
｢まだましやろ。 ほな、行こか｣
手……出た。
｢おっせえ｣
店員に案内されると、ふっかさんと美波が並んで座り、テーブルを見るとふっかさんは既にお酒を飲んでいた。
目を見開く私を、奥の席へと促しながらこーじさんはふっかさんに言う。
｢仕事しとったんやからしゃーないやん。つかもう飲んでるんかいな｣
空になったジョッキを店員が持って行く時、こーじさんも｢とりあえずビールで｣と頼み私を見る。
｢えっと、オレンジジュースで｣
｢んじゃそれ二つ｣
店員が去ると、こーじさんの長い腕が私の前を塞いだ。
ビクッ！
｢はい、好きなん選びや｣
な、なんだ、メニューを取っただけか。
渡されたメニューを覗いていると、こーじさんたちが話し出す。
｢お前らいつからおんねん？｣
｢昼から一緒｣
｢えっらい仲良しになってんな｣
｢羨ましいだろぉ｣
なに食べようかな〜？
手羽先食べたいな、頼んでいいかな。
グイッ――
え？
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ゆきんこ(プロフ) - ももさん» ももさま！コメントありがとうございます😭🙏 あまりコメント頂けないので面白くないんだろうなって思ってたのでとても嬉しいです😆 最後まで楽しんでもらえるように頑張ります！！ (2022年3月19日 9時) (
レス) @page38 id: aab9c47478 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - 恋の始まりのキュンをいただきました(^^)くーっ！続き楽しみにしています。 (2022年3月18日 23時) (レス) @page39 id: 32975d39fb (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - みぃ。さん» みぃ。さーーーん！！コメントありがとうございます😆待ってたって言葉が嬉しいです！！ありがとうございます😊頑張ります♡♡ (2022年3月10日 9時) (レス) id: aab9c47478 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ。(プロフ) - こんにちは！待ってました、🧡さん！更新楽しみにしてますねっ！ (2022年3月10日 7時) (レス) @page6 id: fb4296a570 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきんこ
| 作成日時：2022年3月9日 23時
