ガバガバエゴイストとあそぼう！【d!】【男主】 (ページ10)

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嗚呼屑色の人生よ！─2 ページ10

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「あんな？正味ぼくトントンしか興味無いねん」

「好きなんですか？」

「(好きじゃ)ないです。いやさぁ…トントンって存在で満足しとるんよな、うん。」

「え、トントンさんで欲って満たされます？」

「そりゃオメー満たされる訳ないやろ……まーなんちゅうか、昔からトントンと一緒に居るたい、女よりトントン優先してまうねんな」

「…あー、確かにお互いそんな感じあるわ。あれやろ、デート入っててもトントンに呼ばれたら行くやろよかちゃん」

「行くね、トントンが呼んだらもう…場所によるけど五分ですぐよ」

「場所によるのねww」

「あたりめーやろ」

「まずぼくの優先度ピラミッドの頂点にぼくが居るやんか。」

「お前かよ」

「は？自分大好きやぞ！」

「うるさっ…はいはい、それで？」

「ウン、んで次に親やろ？」

「シッマさんが泣きますよ」

「コネシマには強く生きて欲しいよねー。……で、その次にトントンが居るねん。」

「シッマへの対応雑で草」

「トントンさんめっちゃ優先度高くないすか？」

「当たり前だよなあ！」

幼馴染みの距離感とは、と鬱は某大手検索ツールを開いた。それを度数高めの酒を片手にゲラゲラ笑っているよかと。
チーノはノンアルビールを空になった自分のコップへ注ぎ景気よく煽る。ショッピも煙草を吸いつつたまに酒を飲み、夜は更けていく。

「ちな、女は？」

「上からぼく、親、トントン、で越えられない壁を隔ててお前らやろ？その…………下の下の下の下の下の下？多分筋トレの下くらいやろ」

「俺らすらトントンを越えられなくて草生えました」

「安心せぇ、お前らは壁の向こうでトップや」

「わぁ〜〜〜〜〜〜〜〜いいちばんや〜〜！！」

「大先生溶けましたね」

「おもろくてえぇやん、コネシマに教えたりや？」

「了解ですよかとの兄貴！」

後日談だが、トントンにこのことを話したところ「少なくともお前らも入っとると思うけどな、彼奴他人をここまで懐に入れたことないで。よかくんが優しくないのも俺以外にお前らくらいしか見とらんし…」とのこと。