ガバガバエゴイストとあそぼう！【d!】【男主】 (ページ25)

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Evolve！─4 ページ25

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ゴライアスも不味いと踏んだのか、岩を投げて無理矢理砂を舞わせて逃亡を始める。ロボロのサウンドスパイクはとうの昔に壊されていて、それに気付いた頃には遥か遠くだった。
突進と跳躍をフル活用して逃げ、大きく距離を取られてしまっている。
モバイルアリーナを張っていたが真正面からの戦いになった上、小型化により一分しか効果は保てない。
そのちょうど一分が経とうとしていた。

rbr「アカン！このままやと逃げられるで！！！」

tn「ッ任せとかんかい！アドレナリン使うで！」

トントンがアドレナリンを周囲に展開する。先程の速度アップの為のアドレナリンフィールドだった。
先鋒をゾム、次に鬱、ロボロ、トントンの順でジェットパックを最大限利用して追い掛ける。射程の長い鬱のレーザーカッターで回復させる暇をなくしているものの、人間とモンスターという圧倒的体格差には勝てずにいた。
一歩の大きさが違いすぎる。直ぐに撒かれ、四人はどうするか思案していた。

ut「どうする？相手さんかなり知能持っとるで」

zm「せやなぁ…あの岩正確すぎてビビったわ」

rbr「待ち伏せとか予想してへんかったしな、正直今回めちゃくちゃ手強いやろ。」

tn「終わったら有給終わったら有給終わったら有給…」

zm「んふwww、取り敢えずどうする？そのまま追うなら俺向かうけど」

rbr「んや……動き予測した方がえぇんちゃうか、俺らとゴライアスやと速度が違いすぎる。馬鹿正直に追っても引き離されるだけや。」

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ぼくはどこから生まれたんだろう。

気が付いたら真っ白な場所で、人間が見ていた…シャシン？を見るみたいな感覚があった後に、真っ赤な場所に居て。
周りの人間はぼくに銃を向ける。耳障りで、心地の悪い音が嫌で潰した。ぐちゃり、なんて音がして赤色が広がっていた。
人間は悲鳴を上げてどこかに行く。

『──────……』

ねぇ、待ってや。
ぼくは誰なん？ぼくは何のために居るん？ここは何処なん？

なんで、逃げるんや？

最早聞きなれた声。
邪魔な人間はぷちっと潰して、引き寄せられるようにただただ走った。怪我を沢山したからか、いつの間にか自分を守る殻の様なものが出来たのも感じた。それは壊れても人間や動物を食べることで治るので、沢山食べた。まぁ、人間一人くらいじゃ全回復って訳にはいかないんやけど。