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仕事から家に帰ると、奨くんが夜ご飯を作って待ってくれていた。
「Aおかえりー！
今日はロールキャベツだよ！」
奨くんに声をかけられ、ダイニングテーブルの上を見てみると、トマトソースがかかったロールキャベツと白いご飯が置いてあった。
ジャケットを脱いで、手を洗ってから席に着く。
「それじゃ、食べようか。」
奨くんの一言で食べ始める。
奨くんの得意料理であるロールキャベツ。
いつ食べても美味しいな。
とは言っても奨くんが作るものであれば何でも美味しいので、いつも感心させられる。
私はこんなに美味しく作れないからな。
「ねぇ、A
蓮から聞いたんだけどさ、企画部の新人さん？の歓迎会があるんだよね。」
料理に視線を向けながら突然話し出す奨くん。
別に嘘を付く理由も無かったので「うん」と返した。
「行ってきても大丈夫だよ？
ただし、トイレ以外の理由で蓮から絶対に離れないこと！
毎回ちゃんと守ってるから大丈夫だと思うんだけど、俺との約束守れるよね？」
こちらについても約束を破る理由なんてなかったので「うん」と返す。
「分かった。当日は楽しんできてね。」
こう言って微笑む奨くんはとてつもなく優しくて、温かくて、心地良くて、涙が出てしまいそうだった。
直近で色々なことがあったからかな。
「奨くんって本当に優しいよね」
なんの脈略もない状態で発した言葉に、一瞬驚きながらも「何だよ、急に」と照れ笑いする奨くん。
そんな姿を見て、可愛いな、なんて思って好きが増していく。
奨くんのこういうところが好きなんだよな、と自分の気持ちを再確認する。
この後は何でもない話をしながらご飯を食べる。
ゆっくりと流れる平和な時間。
数日までの出来事は、実は嘘なんじゃないか、と思ってしまう。
全部、全部現実なのに。
この心地良い空気は永遠に続くものでは無い。
そんなことを頭の中で考えていた。
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プルメリア(プロフ) - ささん» 2作とも読んで頂きありがとうございます！ 嬉しいです！ こちらの作品優先にはなりますが、どちらも更新お待ちいただければ幸いです！ (11月7日 20時) (
レス) id: f9f8715533 (このIDを非表示/違反報告)
さ(プロフ) - 二つの作品一気に見ました☺️どちらもとても面白くてこれからも楽しみにしてます🎶 (11月7日 17時) (レス) @page19 id: 3db943dc83 (このIDを非表示/違反報告)
プルメリア(プロフ) - 3yjxQciJV7r5zPBさん» コメントありがとうございます！ そう言っていただけて大変嬉しいです！ 続きをお待ち頂ければ幸いです！ (11月5日 23時) (レス) id: f9f8715533 (このIDを非表示/違反報告)
3yjxQciJV7r5zPB(プロフ) - すごく面白いです！続きが気になります！ (11月5日 23時) (レス) id: de847680fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：プルメリア | 作成日時：2023年11月1日 11時
