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景瑚side
今日は豆原くんと2人で飲んでいる。
「佐藤さんに話したいことがある」と呼び出されていた。
スマホを取り出した豆原くんは楽しそうにニタニタと笑っていた。
何か大きなネタでも掴んでいそうだな、とすぐに思った。
「佐藤さん、これヤバくないすか？」
豆原くんはスマホの画面をこちらに向けてきた。
やはり楽しそうな顔をしていた。
画面をよく見ると、川尻さんと水瀬さんがキスをしている写真が表示されていた。
情報量が多すぎる。
水瀬さんって旦那さんがいるんじゃないの？
何で川尻さんと？
2人は確かに仲が良さそうだったけど、そういう関係だったの？
川尻さんも水瀬さんのことが好きだったの？
頭の中で色んな疑問が浮かんできて、何から整理すれば良いかが分からなくなった。
「これ、たまたま見つけたんですけどヤバいっすよね。
水瀬さん結婚してるのに。
いや〜、まさか川尻さんがね〜。
真面目でシゴデキな人なのに会社でこんなことするとは思わないじゃないですか。
これ、企画部の人が知ったら驚きのあまり泡吹いて倒れるんじゃないですか？」
面白がる豆原くんに対し、ある危機感を覚えていた。
「豆原くん。
まさか、会社の人全員に言いふらすつもりじゃないよね？」
こいつならやりかねない。
その考えだけで豆原くんを諭すも、鼻でフッと笑われた。
「佐藤さん、なんも分かってないっすね。
これをみんなに広めたら面白くないじゃないですか。
真面目な川尻さんが裏ではこんなことを…っていうのを俺だけが知ってる、これが最高なんですよ。
なので、俺と佐藤さん、2人だけの秘密です。」
やっぱりこいつの考えていることは恐ろしいし理解できない。
豆原くんの言い分を聞いてそう思った。
「あ、そういえば
佐藤さんは水瀬さんに想いを伝えないんですか？」
何かを思い出したような顔をして、こう言う豆原くん。
そんなの、俺の中では答えが決まっている。
「うん、伝えない。
結婚してる水瀬さんにそんなこと言ったって迷惑なだけだし。
それに、全てを明らかにする必要はないと思ってる。
明らかにすることで傷つく人が出てくるから。」
俺にしては珍しく大真面目なことを言うと、豆原くんは先程とは違い、優しそうな笑顔を見せた。
「佐藤さんはいい人ですね。
俺とは違います。」
そういう豆原くんは見たことがない顔をしていて、上手く言えないが人間味を感じた。
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プルメリア(プロフ) - ささん» 2作とも読んで頂きありがとうございます！ 嬉しいです！ こちらの作品優先にはなりますが、どちらも更新お待ちいただければ幸いです！ (11月7日 20時) (
レス) id: f9f8715533 (このIDを非表示/違反報告)
さ(プロフ) - 二つの作品一気に見ました☺️どちらもとても面白くてこれからも楽しみにしてます🎶 (11月7日 17時) (レス) @page19 id: 3db943dc83 (このIDを非表示/違反報告)
プルメリア(プロフ) - 3yjxQciJV7r5zPBさん» コメントありがとうございます！ そう言っていただけて大変嬉しいです！ 続きをお待ち頂ければ幸いです！ (11月5日 23時) (レス) id: f9f8715533 (このIDを非表示/違反報告)
3yjxQciJV7r5zPB(プロフ) - すごく面白いです！続きが気になります！ (11月5日 23時) (レス) id: de847680fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：プルメリア | 作成日時：2023年11月1日 11時
