24話 ヒーローは…俺？ ページ25
na side
「♪〜♪〜」
鼻歌まじりに料理を作る。
今日も仕事できんときはいないから、ご飯は俺が作らなきゃね。
あ、もう復讐はいいのかって？
本音を言うと、まだ迷ってる。
きんときが俺を殺したのは事実だし、俺が恨みを持ってるのも事実。
でも俺はもう…あいつを好きになっちゃったからなぁ〜。
まぁ、そんな感じ。
「お、美味しそう〜♪」
綺麗なオムライスができた。
きんときは焼いた卵が苦手だからこういう時に卵料理は食べとくんだよね。
そんなこんなでぺろりと平らげ、散歩に近くの公園を歩く。
青い空にさわやかな風が気持ちいい。
少し寄り道しようと街に抜けると、見知った顔が真剣な顔で走り去っていくのが見えた。
名前は確か…ぶるーく、だっけ？
のほほんとした印象がある彼だが、何かあったのだろうか。
ちょっと気になるしついて行こ。
…前に俺が泣いているところを助けてくれた(？)人だし。
彼を追いかける最中、改めて身体能力バグってるなと思う。
正直言って昔の俺より強い。多分。
事情はよく分からないがまぁいっか。動けるし。
ぶるーくはいかにも怪しそうな大きな建物に入っていく。
その後、大きな物音がした。
「っ、と…なになに…？」
物陰に隠れて話を盗み聞きする。
「どうしよう、このままじゃ…！」
『残念だね、インカムもGPSも全部壊したから』
「…助けも呼べないって…こと…」
『そう。情報くれるまでは帰さないよ』
どうやら彼が捕まったらしい。
はっはーん、これはヒーローの出番だな？
だけど生憎ここにはヒーローなんているわけなi…
…あれ、これもしかして俺がヒーロー役？？？
いや、ここで出しゃばると後々が大変そうだなぁ。
彼には多分仲間もいるんだろうし、多分大丈夫だよな…
…でも、もし来なかったら？
そう考えた時、俺が行かなきゃダメだと感じた。
生憎、こういうことは慣れてるんだよねぇ。
腕が鳴るぜ。
口角を上げて俺は建物に駆け込んだ。
kn side
「Broooockの任務先は？！」
「こっちの方！」
スマイルと2人でBroooockを探す。
GPSも使えなくて居場所が特定できない。
だからまずは任務で向かった場所に行く。
大きな建物。古くて、一見廃墟のような怪しい建物。
窓から入り、銃を構える。
「この先の部屋が怪しい…」
「…人の気配だ。慎重に行くぞ」
微かに声が聞こえる。
その声は明らかにBroooockだった。
「！行くぞ！」
扉を開けた先に、人影が2つ。
それは、Broooockと…Nakamuだった。
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あおみどり(プロフ) - Ayameさん» コメントありがとうございます！この小説を楽しんで頂けたようで嬉しいです！次回作も是非よろしくお願いします〜！ (2022年6月15日 7時) (
レス) id: 65d1867b2a (このIDを非表示/違反報告)
Ayame(プロフ) - 執筆お疲れ様でした！完結おめでとうございます！とても好きで更新をいつも楽しみにしていました！本当に良作品をありがとうございました！ (2022年6月15日 1時) (レス) @page37 id: 178e5a4b78 (このIDを非表示/違反報告)
あおみどり(プロフ) - のんさん» いつも見てくださりありがとうございます〜！めっちゃ嬉しいです励みになります！！ (2022年5月17日 23時) (レス) @page33 id: 65d1867b2a (このIDを非表示/違反報告)
のん - あおみどりさんの小説、やっぱし好きです〜！ (2022年5月17日 5時) (レス) id: 23d1b06221 (このIDを非表示/違反報告)
のん(プロフ) - ﾜ！！やっぱり神だ…… (2022年3月3日 2時) (レス) id: 73f49162b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あおみどり | 作成日時：2021年2月4日 22時
