鐘は鳴った ページ44
．
「こちら、監視班。応答お願いします」
「こちら、追跡班」
「こちら、救助班」
「こちら、本部。どうした?」
トランシーバーで、それぞれ他班と連携を取りながら、任務を実行。
その際、政府の介入は一切許さず、出来るだけ刀剣男士と審神者は戦わせないこと。
これが、私達の今回の任務遂行にあたる、最重要注意事項。
あくまで、私達は時間遡行軍の情報網と本丸襲撃を阻止することが目的。
かなり厳しい条件ではあるけど、諜報部全員が動いているから、かなり楽ではある。
「今、結界にヒビが入りました。刀剣男士も動き出しています」
「追跡班です。こちらも、遡行軍が結界を破る為、多くの数が動いています。あともう少しで、完全に割れそうです」
「了解。悠月、藤村」
「了解」
『りょ〜』
「返事よ、返事」
指示された私と弥生くんは、二人ですぐに隠れていた茂みから、庭へと飛び出る。
上を見ると、ピシッと音を立てながら、結界にヒビが入り続けている。
こりゃあ、綺麗に真っ二つに割れそうだなぁ。
「お前、あの三人は?」
『もーすぐ来るっしょ。ていうかさ、こんな所に居たら、刀剣男士に見つかっ』
「何者だ貴様ら!!敵兵か!!!」
「フラグ建築士かよ」
『一級だからな』
慌てて出て来たのだろう、声を上げたへし切長谷部を始め、多くの刀剣男士が臨戦態勢で庭に出ていた。
まぁ普通に考えてこうなるよね、あのゴリラ今度バナナにマヨネーズ掛けて突っ込んでやる。
『あー、悪いけど、君達には余り手出して欲しく無いんだなぁ。怪我するから』
「なっ…俺らを何だと思ってる!?」
「俺達だって鍛錬してんだ、そう簡単に負けるか!!」
『えー、でも弱いじゃん』
「何だと!?」
「お前もう黙ってろよ。火に油とかのレベルじゃねぇよ」
弥生くんにチョップをされ、普通に痛かったから、やり返しで足を思いっっきり踏んでやって、痛がる彼にドヤ顔をした時。
バキンッ。
そんな音がした。
「結界が…っ!」
「割れた!!!」
『おぉー、割れた割れた』
「笑い事じゃねぇよー。これからやばいんだぜ、全面戦争なんだから」
『良いじゃん、どーせこの本丸、私の本丸だもん』
二人は刀を抜き、銃に弾をしっかり入れると、雷と共に降りてきた時間遡行軍に向き直った。
その瞬間分かった。
彼らは、自分達刀剣男士とは、レベルが違うと。
女は愉快そうに、ニィッと口角を上げた。
『さぁ、始めようか!!』
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よこみ(プロフ) - …さん» 夜分遅く大変失礼致します。コメントありがとうございます!そのように言って頂けて嬉しいです。 (2019年7月9日 1時) (
レス) id: 5f62df7634 (このIDを非表示/違反報告)
… - すき (2019年6月10日 20時) (レス) id: 1276fff981 (このIDを非表示/違反報告)
よこみ(プロフ) - 幽華睦月芙蓉伊-零号機さん» コメントありがとうございます!返信遅くなり申し訳ありません。今後とも宜しくお願いします!! (2019年2月17日 15時) (レス) id: 5f62df7634 (このIDを非表示/違反報告)
幽華睦月芙蓉伊-零号機 - んんんんんっ…めっちゃいい話です！これがというか、まとめ読みしましたぁ！続きとか待ってます！でもお体にはきをつけてください！ (2018年12月18日 19時) (レス) id: 1c7ece0b61 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：よこみ | 作成日時：2018年12月13日 17時
