服装 ページ43
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「良い?行くよ、せーのっ!」
『ったぁぁ!?』
朝。
とても気持ち良く寝ている私に、突然、額に飛んでもない痛みが襲った。
いや本当に痛い。
え、何?何今の爪楊枝大量に束ねたのを全力でぶっ刺して来たみたいな痛み。
マジでどちゃくそ痛てぇ、痛すぎていつもの倍口悪くなったわ。
私が額を抑えて蹲っていると、子供の笑い声が聞こえた。
子供と言うより、何百歳の刀、短刀達だ。
「あはははっ、おはようございます主!やーっと起きましたね!!」
「どう?痛い?痛かった?」
『うん…かなり痛かったよ』
「どーん!!」
『ぐっ!』
鯰尾くんと蛍丸くんと話していると、乱くんが私にどついてきた。
いやさ、今起きたばっかじゃん。
そしてでこ痛いって言ってたじゃん。
腰も殺す気なの?この子。
「俺も乗せてくれ大将!」
「ちょ、懐入るのは俺の仕事だよ!」
『まっ、ちょ、』
間髪入れずに、他の短刀達が私の上に乗ってくる。
何故か鯰尾くんと骨喰くんも乗ってくる。
待て、蛍丸くんは許そう。
サイズ小さい子達は許そう。
何故脇差が来る!?めちゃくちゃ重いんですが!!
誰か私を助けて欲しい、潰れそう。
なんて思っていると、襖が開いた。
「おいお前ら、そろそろ起き……何やってんだ?」
『い…いず、のかみく……助け、う、ぐ…』
.
『はぁー…死ぬかと思った』
「大将はそんな事で死なないだろ?」
『後藤くん、それはどんな信頼だい?』
幾ら私が物理攻撃に強いと言っても、あれは例外だぞ。
あのあと、堀川くんまで「わぁー、楽しそうですね!」とか言いながら乗ってくるから、マジで腰の骨折れるかと思ったわ。
ていうかデコピンの時点でかなりの目覚ましだったのに、こんな目に遭うとは。
ちなみにデコピンは蛍丸くんがしたらしい。
そりゃ痛てぇわ。
まぁ、懐かれるのに対して嫌な気分はしない。
彼らがこんなに、人と接する事が出来るようになった事は、大変喜ばしい事である。
でも殺しちゃダメよ、色んな意味で。
「そう言えば主殿は、いつもその服だな」
『楽だからね、それに私ジャージしかないし』
ガシャン、と食器が落ちる音がした。
見てみると、可愛い君や乱くんが食器を落としている。
大丈夫か。
「ダメだよ主!女の子なんだからオシャレしなくちゃ!!」
「そうだよ主さん!折角なのに!!」
『え、あ、うん?』
凄い形相で詰め寄られた、怖い。
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よこみ(プロフ) - 仙寿さん» お気遣いありがとうございます!これからもこの作品を宜しくお願いします!! (2018年8月25日 15時) (
レス) id: 5f62df7634 (このIDを非表示/違反報告)
仙寿(プロフ) - 初めましてです！いつも楽しく読ませて頂いております！体調ご慈愛しつつ、よこみ様のペースで更新して頂ければ幸いです！ (2018年8月25日 0時) (レス) id: 6a904cca90 (このIDを非表示/違反報告)
よこみ(プロフ) - 和奏さん» ありがとうございます!気遣って頂いて嬉しいです。これからもどうぞ、よろしくお願いします!! (2018年7月1日 20時) (レス) id: 5f62df7634 (このIDを非表示/違反報告)
よこみ(プロフ) - *みき*さん» ありがとうございます!更新不定期ですが、よろしくお願いします!! (2018年7月1日 20時) (レス) id: 5f62df7634 (このIDを非表示/違反報告)
よこみ(プロフ) - よっしーさん» 面白いなんて…ありがとうございます!とても励みになります!! (2018年7月1日 20時) (レス) id: 5f62df7634 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：よこみ | 作成日時：2018年4月6日 8時
