その後 ページ19
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あの後、私は本丸に戻った…つまり、意識を取り戻した。
あの世界は、私の夢の中の世界。
というより、前任が私を乗っ取るために生み出したもの。
仕掛けた本人が消えれば、自然と戻ることができた。
三日月宗近も、私と同様で、彼は故意的にあの世界に来たわけだが、特に異常もなく、戻れた。
時間遡行軍は、私が戻ってから増えることはなく、加勢した小狐丸により、全て消された。
彼らも前任がいなければ、ここに来ることは出来ないから、増えることはない。
そうして、太陽が登り始めた頃、私たちは何とか窮地を脱することができた。
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『あぁ〜、疲れた……』
「うわっ、何処で寝ているんですか、主君」
『おぉ…秋田くんか。いやねぇ、疲れたんだよ。ここ数日怒涛の日々だったもんだから…』
審神者はそう言って、玄関前の広間でぐでーっとしている。
あれから一週間。
審神者、事件に関わった刀剣達は、政府から事情聴取や捜索などが行われた。
重傷だった一期一振、堀川国広、大和守安定は、すぐに手入れ部屋へ入れられ、治療を受けた。
審神者もその間、体に何か異変が起きている可能性があるため、身体検査を受け安静に過ごすように言われた。
小狐丸、三日月宗近は政府の役人から、事情聴取を受けた。
この二振りは、傷も少なく、状況が把握出来ていたため、特に詳しく調査を受けた。
ほかの刀剣達も、何か異変がないかの検査をされた。
それから暫くは、本丸内から出ることを禁止され、調査結果は追って知らせると連絡が入った。
『なのにさぁ…しっかり書類仕事だけは、させるんだもんねぇ…本当、意味わからないよ』
「それはこっちのセリフだけど」
「あ、加州さん」
審神者は、加州清光の声を聞くと、肩をビクッと震わせた。
加州はご立腹の様子で、審神者の後ろに立っていてる。
審神者はゆっくり、首を動かした。
『やぁ…可愛い君。どうしたんだい?』
「言わなくてもわかるでしょ。書類…まだ片付いてないよ?」
『休息は大事だよ?人間、頭を使うと糖分が…』
「十分しかやってないのに何言ってんの、ほら行くよ!」
『いやぁぁああ』
審神者はそのまま、加州清光にズルズルと引きずられて行った。
秋田藤四郎は、それを見て苦笑した。
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よこみ(プロフ) - 仙寿さん» お気遣いありがとうございます!これからもこの作品を宜しくお願いします!! (2018年8月25日 15時) (
レス) id: 5f62df7634 (このIDを非表示/違反報告)
仙寿(プロフ) - 初めましてです！いつも楽しく読ませて頂いております！体調ご慈愛しつつ、よこみ様のペースで更新して頂ければ幸いです！ (2018年8月25日 0時) (レス) id: 6a904cca90 (このIDを非表示/違反報告)
よこみ(プロフ) - 和奏さん» ありがとうございます!気遣って頂いて嬉しいです。これからもどうぞ、よろしくお願いします!! (2018年7月1日 20時) (レス) id: 5f62df7634 (このIDを非表示/違反報告)
よこみ(プロフ) - *みき*さん» ありがとうございます!更新不定期ですが、よろしくお願いします!! (2018年7月1日 20時) (レス) id: 5f62df7634 (このIDを非表示/違反報告)
よこみ(プロフ) - よっしーさん» 面白いなんて…ありがとうございます!とても励みになります!! (2018年7月1日 20時) (レス) id: 5f62df7634 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：よこみ | 作成日時：2018年4月6日 8時
