記念番外編 ページ46
.
これは、とある本丸のとある刀剣男士達による。
「では…今から、主のバレンタイン阻止計画会議を始める!!」
主のバレンタインのチョコレート作りを阻止する為、奮闘する話である。
「ていうか、主さんチョコレート作るの?」
「いい事を聞いてくれた、乱。確かに我が主は、女子力の欠片など微塵もなく、料理は上手いが、わざわざこんなイベントで菓子作りをするとは思えない」
「長谷部もなかなか貶し始めたね」
「だが!俺は見てしまった!!主が…主がっ…
大量の板チョコレートを買い、鼻歌を歌いながら帰ってくるところを!!」
瞬間、刀剣男士に電撃が走った。
誰かがスタンガンを使い、120万ボルトで電気を流して来たのではと思った。
主が鼻歌を歌うなど、余程楽しみか嬉しいことがあった時だけである。
確かに焼き芋するくらいで喜ぶが、そんな主だからこそ、もしチョコレートを作るのなら、板チョコを買えただけで大変喜ぶだろう。
「え…何それ。主、誰かにチョコレート渡すつもり…?」
「で、でもさ、もしかしたら自分で食べる用みたいな…」
「……一緒に、ラッピング用の袋やリボンが入っていたんだ」
「そこまで見たのか…」
長谷部の視力に驚きを隠せないが、それ以上にあの主が、チョコレートを作るということが信じられなかった。
すると、玄関からトタトタと足音が聞こえて来た。
主だ、買い物から帰ってきたようだ。
『あれぇ、何してるんだい?みんなで集まって』
「あ、おかえり…主。遅かったね」
『あぁ、ちょっとチョコレートの買い足しを』
「ごっふぁ!!」
「うわああ、三日月さん汚い!!」
『他にも色々足りなくて、生クリームとかリボンとかが』
「ぐっ、うぇ」
「おい、大丈夫か一期!どうしたクッキーを詰まらせるなんて珍しいな!!」
主はじゃあ用事があるから、と言って広間を後にした。
……やばい、これはやばい。
「ねぇあれ確実にチョコレート渡すじゃん!ていうか足りないって何人に作るの!?浮気!?何股してんの!?」
「ちょっとブスやめなよ、主が最低な女みたいだろ」
「落ち着け…とりあえず、作戦を立てるんだ」
長谷部の一言により、みんな冷静になる。
そうだ、まずは主がチョコレートを作ることを阻止しなければならない。
その為にこうして集まり、会議しているのだ。
「まず…」
こうして、会議は二時間に渡り幕を閉じた。
これからが、彼らと審神者との戦いである。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 974人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「刀剣乱舞」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
メンタル弱い系人間(プロフ) - よこみさん» よこみさんからよろしく何て！！ありがとうございます！！天に召されそうです！ (2018年3月11日 9時) (
レス) id: ba1024f461 (このIDを非表示/違反報告)
よこみ(プロフ) - メンタル弱い系人間さん» コメントありがとうございます。一目惚れ、嬉しいです。笑今後ともよろしくお願いします!! (2018年3月11日 9時) (レス) id: 5f62df7634 (このIDを非表示/違反報告)
メンタル弱い系人間(プロフ) - よこみさん！面白いです！私もこのようにかけると良いのですが、…苦笑、というか！一目惚れしました！よこみさん！！ (2018年3月9日 23時) (レス) id: ba1024f461 (このIDを非表示/違反報告)
メンタル弱い系人間(プロフ) - え、ちょ、マジか、何だよただの神様の作り出した産物だったわ (2018年3月9日 23時) (レス) id: ba1024f461 (このIDを非表示/違反報告)
よこみ(プロフ) - ステラさん» コメントありがとうございます!そう言って頂けて嬉しいです。 (2018年2月19日 22時) (レス) id: 5f62df7634 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：よこみ | 作成日時：2017年4月2日 2時
