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朝起きると腰がじんじんと痛んだ
『いたた…』
そうだ、昨日、私
キヨのものになって…
「…おはよう」
『あ、おはよう』
「……腰、痛い？」
『うん、少し』
「ふぅん、ほい」
そう言って、キヨは湿布を投げてきた
「早く治せよ」
ベッドからおりようとするキヨ
『待って！！！！』
私はキヨの腕をつかみ
唇を重ねた
「…なに？積極的だね」
な、なんでそんな余裕そうなの？！
な、なら
『キ、キヨが腰治してよ』
「……っ、はいはい」
キヨは私を後ろから優しく抱きしめ
「痛いの、痛いの、とんでけ〜」
『ぷっww 子供みたい』
「…昨日大人になっただろ、俺ら」
『……んなっ！？』
「そういや、マスクは…？」
『ぁ……』
急いで口元を触ってみると
いつもの感覚がない
『………外せてる』
「おーーー、おめでとー！！！」
『きっとキヨのおかげだよ』
「…俺？」
『キヨがお前マスクしてからつまんなくなったって言ってくれたから…』
「あ、それ、は…ごめん。」
『ううん、むしろありがとう！！』
「やっと素のAに戻ったな」
『ふふっ、』
「…素のAが一番好き」
平然とした顔でそんなこと言うから
こっちだって
『私も好き』
………仕返し。
のつもりだったんだけど。
「あー、また犯したくなっちゃったな…」
キヨは私を再度押し倒す
『…っ、、いくらでも犯して…いいよ』
私のマスクという名の仮面は
彼によって剥がされたのでした
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牛沢
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作者名：しょうゆもち | 作成日時：2017年11月11日 17時
