初めて知った、家族というもの。参

並走終了 ページ9

ニュース･クーにより、Aが白ひげ海賊団の二つの隊の隊長になったと全世界に大々的に拡がった3日後、

赤髪海賊団と白ひげ海賊団は、並走を終了した。


別れの時


『耀哉様、私の式神を一柱お付けいたしますので』

耀｢いらないよ。｣

『っしかし．．．』

耀｢大丈夫だから。｣

『．．．では、何かございましたら、遠慮なく私の式神の名をお呼びください。絶対です。お願いします。』

耀｢ふふっ、分かったよ。ありがとうね、A。｣

『そんな、私は何もしておりません。』

耀｢ふふふ、また会おうね。｣

『はい！必ずや！』


耀哉がレッド･フォース号へ行く。


シ｢．．．A、これを。｣


そう言ってシャンクスがAに渡したのは、四角く切られた紙。右下には、 Shanks と書かれている。

それを受け取ってAが聞く。


『シャンクス、これ何？』

シ｢これは命の紙(ビブルカード)だ。｣

『びぶるかぁど？』

シ｢あぁ、これはな…｣


Aが、シャンクスから命の紙(ビブルカード)についての説明を受ける。


シ｢ってやつだ。それの指す方向へ進めば、必ず俺がいる。よっぽどなにか無い限り、耀哉もいる。

大事に持っててくれよ。｣

『うん！ありがとう！』

シ｢おう！｣

『あ、シャンクス。耀哉様を寿命以外で死なせたら許さないからね！』

シ｢もちろんだ！｣

『よろしくね．．．』

シ｢おう、任せろ！．．．A、またな！｣

『うん！またね！』


シャンクスがレッド･フォース号に乗り込む。


シ｢行くぞ〜！！！野郎共〜！！｣


シャンクスのその言葉を合図に、レッド･フォース号がモビー･ディック号から離れ、遠のいて行く。

それをAは、レッド･フォース号が見えなくなるまで眺めていた。

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