初めて知った、家族というもの。参

大きな日輪刀 ページ28

前の島から出航して数日。

Aは、島で買った大きな日輪刀を、海軍本部へ持って行こうと思っていた。


コンコン


白｢入れ。｣


ガチャ


白｢どうした？A。｣

『ちょっと、海軍本部行ってきていい？届けたいものがあるの。寄り道もするけど。』

白｢そうか。いいぞ、行ってこい。｣

『ありがとう。一週間くらいで帰ってくるけど私がいない間、零番隊は斑に任せるね。』

白｢分かった。｣


Aが白ひげの部屋を出て、自分の部屋に戻る。

腰巾着にお金と藤の花(inビニール)を詰め、いつもの日輪刀と、もう二本、色を変えていない日輪刀を携え、銃と短刀をしのばせ、毒と解毒薬と薬を持ち、大きな日輪刀を手に持って甲板に出る。


マ｢？A、そんな刀あったかよい？｣

『前の島で買ってきたの。日輪刀だから。』

マ｢そうかよい。｣

『うん。零番隊！』


零番隊が集まる。


『ちょっと、海軍本部行ってくる。』

零番隊｢！！！？｣

『ので、その間、零番隊を斑に任せる。って言っても、一週間くらいで帰ってくるけどね。分かった？』

零番隊｢了解！｣

『よし。斑。』

斑｢はい、主様。｣

『私がいない間、零番隊を任せる。訓練内容は分かってるよね？』

斑｢はい。｣

『じゃ、よろしくね。』

斑｢御意。｣

『清！』

清｢お呼びで？主様。｣


青龍が現れる。


マ･イ｢｢(久しぶりに見た．．．)｣｣

『うん。海軍本部連れてってくれない？』

清｢御意。｣


Aが清に跨る。


『じゃ、行ってくる。よろしくね、斑。』

斑｢御意。｣

零番隊｢行ってらっしゃい！｣


Aを乗せた清が飛び上がり、海軍本部へと向かって行った。

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