狐のお面の子。 (ページ7)

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仙蔵「こんなとこに居たのか」

『飯でも食いに来たのか?』

仙蔵「違う。６年全員で探している。何せお前が急に居なくなるからな」

『ふーん』

俺、ちゃんと言った気がするんだけどねぇ...

ま、良いか。もうそろそろ食べ終わるし。

地獄から解放されるからな。

『ご馳走さま』

兵助「早いですね、食べるの」

『そりゃぁ、どーも。』

八左ヱ門「また見つけたら一緒に食べましょうね」

『断る』

誰が好んでガキと食わなちゃいけないのだ。

俺はどちらかと言うと１人が良いんだ。誰も気にしなくて楽だからな。

１人は楽だ。人目も気を使う必要もない。

あぁ、何て楽なんだ。

仙蔵「A居たぞ」

伊作「良かった、急に居なくなるからビックリしたよ」

『謝る気無いけど、ごめん』

留三郎「お前はいちいち一言多いんだよ」

『自分でもたまに思う』

留三郎「なら直せ!!」

『嫌だ』

此処で直したら、どんどん俺が俺じゃなくなる。

そんなの、ごめんだ。俺は元々忍者になるつもり何か無かったんだ。

なのに、あのクソ親父が無理矢理。しかもそのクソ親父はもう居ない。

身勝手すぎんだろ。せめて最後位顔見させろっつーの。

俺から全部持っていくなよ。