みつきんぐさまのおおせのままにっ！ (ページ3)

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♯　水月様で「ぼくらのレットイットビー」　♯　※シリアス＆死ネタ注意ページ3

『ねぇみーくんうまれかわりって信じる？』

『うまれかわり？』

『そう、別のものにうまれかわるの。』

『ふーん…。』

『あのね、もしわたしが死んじゃってもね

　ぜったいぜったいうまれかわりして

　また会いにくるから

　そのときはいっしょにあそぼうね』

約束したのに。

―悪者は僕だった―

どうして？

―逃げたのは僕だ―

君と、まだ遊んでいたかったのに。

―嘘じゃない本当の嘘つきだ―

「ねぇ。」

―花束に包まれて目を瞑る君は―

「どうして」

―安らかに―

「そんな顔で」

―清らかに―

「眠っているの？」 ―眠っていたんだ―

もっと大人になったら、子供心を無くして、君との思い出も消えてしまうのかもしれない。

―壊れた感情がいつか君を消していく―

忘れたくない。 ―失うまえに―

君との、楽しかった日々を。 ―消えてしまう前に―

ふと見やった小指には、あの日君と巻いた糸。

―まだ結んだ長い糸ほどけ落ちていなかった―

…約束、したんだ。

「会いにくるって。」

―きっと僕達は―

「…待ってるよ。」

―出会う時が来る―

「A。」

―きっと―

＊＊＊＊＊あとがき＊＊＊＊＊

ふと思いついたネタです。
多分中学生とか小学生とかそのへんの頃の水月さんは純粋で一人称は僕なんだと思います。
一部無理矢理過ぎて意味わかんないと思います、すいません。

個人的には
「小指に巻いた長い糸＝運命の赤い糸」で、この短編での巻いた糸っていうのは、ミサンガの指につける式のやつだと思ってください。
「壊れた感情＝童心」というのも個人的な解釈です。

私からは以上です。

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