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倖乎「今回はこちら、百人一首部にお邪魔しています!香具山さん、今日はよろしくお願いしますね!」
貴方「よろしくね。えっと、何か質問とかある?」
倖乎「じゃあ一つ。普段はどんな活動をしているのですか?」
貴方「普段の活動か…普段はキソレン、ふたりひと組で源平合戦をやってるよ。」
倖乎「キソレンですか?どんなのをやってるんですか?」
貴方「柔軟で体ほぐしたり、瞬発力鍛えるためにひたすら読んでは取るってことをしているよ。百人一首だって、ある一種の運動だからね。」
倖乎「なるほど…大会とかには出てないんですか?」
貴方「そんな大きなものには出ていないけど、町内会で行われている小さな大会には出ているよ。」
そんなありふれた感じの質問がいくつか続いて、取材は終わった。
倖乎「いやーありがとうね、香具山さん!」
貴方「こちらこそありがとう。いい経験になったし、百人一首部の宣伝にもなったよ!」
私がにっこりと微笑むと、芦原くんの顔がまた急に赤くなった。
あ、窓開けてないから熱が篭ったのかな…
そう思った私は智弦に窓を開けるように言った。
小声で何か言ってた気がするけど、気にせず放送部2人に腰掛けるよう促す。
貴方「よかったらお茶どうぞ。」
倖乎「えっ!?わざわざありがとうね!」
靖隼「別にすぐ帰るからよかったのに…」
貴方「お礼だって。」
靖隼「…どうも。」
そうとだけ言うと視線をそらされてしまう。
…嫌われてる…?
倖乎「靖隼はツンデレってやつなんだよ!」
靖隼「おい倖乎!余計なこと言うな!」
憂穂「あっはは!お二人は仲がいいんですね!」
靖隼「どこがだ!」
貴方「いやホント、仲良さそうだね。」
こっそりクスクス笑っていると、湯山くんに軽く睨まれる。
ごめんて…
倖乎「そういえば香具山さん、なんで顔隠しているの?美人なのに。」
貴方「まぁちょっといろいろあってね…このこと、人には言わないでね?」
倖乎「了解!秘密の共有、だね!」
風音「すげぇ〜!かっけー!」
智弦「おい、風音…」
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
キーンコーンカーンコーン…
貴方「あ、もう部活終わりかぁ…」
靖隼「ずっと居座ってて、悪かったな。」
貴方「気にしてないよ。」
倖乎「じゃあ、僕たちはもう帰るね。今日は本当にありがとう!」
貴方「いえいえ。お疲れ様ー」
部室を出て行く放送部の2人を見送り、私達も部活を終わらせる。
後日放送されたインタビューも、とてもいい出来でした。
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どくきのこ(プロフ) - おもしろかったです!私もACTORS書いていたので、王狼さんみたいなおもしろいやつが書きたかったな〜 (2016年6月8日 21時) (レス) id: 424af68719 (このIDを非表示/違反報告)
王狼(プロフ) - まりもチャンさん» ご指摘ありがとうございます。確かにそう考えると少し重いですね…修正します (2015年9月18日 19時) (レス) id: e78f8df05e (このIDを非表示/違反報告)
まりもチャン(プロフ) - あの、夢主の体重重いと思うですが...154cmの平均体重は44kgなので重いのであればそう書いてもらえると嬉しいです。すみませんこんな上からなこと言ってしまって...更新頑張ってください。 (2015年9月17日 22時) (レス) id: cb5cf6292f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:王狼 | 作成日時:2015年3月23日 22時