十七時間目★ ページ23
黛視点
あたしは、バカが嫌いだ。それはこのクラスの誰もが承知なこと。でも、そんなあたしに近づくバカもいる。例えば......
ピロン♪
......この男、乱藤四郎とかね。あたしは、LINEのアプリを起動させ、スマホの画面を見た。
乱ちゃん♪まゆゆんhelp!
黛何?てか、まゆゆん止めて。あと、学校ではLINE送らないでっていってるでしょ
乱ちゃん♪はぁい......じゃあ、帰り話すねぇ?一緒に帰ろー?
黛解った。じゃあ、いつものところ集合ね
あたしはスマホの電源を落とし、本を開いた。やっぱ、うるさい環境では本が読みづらい......すると、近くから｢ねぇ、黛さん｣
そうあたしを呼ぶ声がした。その声の主を見ると、確か入学式で自己紹介してたやつ。名前は......
桜｢あはははは....(苦笑)俺は、霧上桜、少しお話いいかな？｣
........バカそうじゃないからいっか
黛｢何？｣
桜｢実は......少し手伝ってほしいことがあるんだ。本をよく読んでいる黛さんしか頼めなくて.......｣
こいつ.....まだ、入学して間もないのにクラス全体のこと良く見てる.....それに、自己紹介に関してもよく聞いてる.......面白い.....
黛｢わかった。何？｣
桜｢ありがとう！実は、学級文庫になに入れるか悩んでて......お勧めの本とか有る？｣
なるほど.......こいつ、やらなくていいことまでやるタイプか。ま、了承したし、協力するか.....
黛｢おすすめ？なら、筑摩日本文庫とか、偉人作詞の本がいいんじゃない？太宰治や国木田独歩、中島敦なんかの有名な作者がいいと思う。ま、一番おすすめなのは、芥川龍之介の羅生門や鼻、河童何かがおすすめよ。｣
桜｢へ〜！やっぱ黛さん詳しいね！頼んでよかったよ！｣
キラキラした目で言われ、何かもっと話したくなったあたしは、話を進めた。霧上は目をキラキラさせてメモを取りながら相槌をうち聞いてくる。こいつは、聞き上手なんだな......
────────────────────
しばらく話していると、チャイムがなった。霧上は残念そうな顔をしていた。
桜｢残念。もっと聞きたかったなぁ......あ、そうだ｣
霧上はスマホを出して、画面を見る。
黛｢何やってんの？｣
あたしが聞き返すと、霧上は
桜｢LINE、交換しよ？｣
.........あたしは、断る理由もなく、LINEを交換した。
なんか、友達が増えたみたいで嬉しいな......
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kill(プロフ) - あんずさん» あんずさん、ありがとう！更新頑張りまーす (2016年8月5日 18時) (
レス) id: 513d5f37f3 (このIDを非表示/違反報告)
あんず - 桜くん逃げてー!!w面白いよまじで!更新期待! (2016年7月6日 18時) (レス) id: b493561bc6 (このIDを非表示/違反報告)
霧桜(プロフ) - ラズベリー・キアンさん» 了解です！今新しいの？を作っちゃったのと期末があってなかなかできないwwwwwじゃぁつくるなよ？ごもっとも！になっちゃっうんで、新しいのみて暇潰ししてくださいな (2016年6月9日 20時) (レス) id: 513d5f37f3 (このIDを非表示/違反報告)
ラズベリー・キアン - あっ名前変えました !よろしくでっす! (2016年6月9日 18時) (レス) id: b493561bc6 (このIDを非表示/違反報告)
ラズベリー・キアン - 更新〜!はやく続き見たいよー!ガンバー! (2016年6月9日 18時) (レス) id: b493561bc6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kill | 作成日時：2016年5月24日 20時
