【SERVAMP】吸血鬼の憩いの場 ５【女主】

197話 紛れもない『敵意』 真昼side ページ6

真昼side




ロウレスが 劇でもしているかのように"サーヴァンプ"達の過去を語っている中…





ー…となりで、クロの"殺気"が 形を持って膨らんでいくのが俺にも分かった。






振り向けない…。








少しでも動けば…






ー…八つ裂きにされてしまう…。







そんな気がして…。




ロ｢こうして 最後の一人…長男の"怠惰"が出した『結論』は？


彼は気だるげにこう言いました…｣





ロウレスが 結論を言おうとした時ー…




クロの中で 何かが切れたような気がした…。





床を 大きな音が出るほど蹴って 話を中断させる…。




ク｢……………。｣





ロ｢…くはは！ そーーーんな 怒るほど バラされたくない話だったっスかあ？｣





真｢……ｯ…。｣






…なんの疑いもなく…『仲間』になれると思っていた…。




ロ｢ー…"sleep no more！"…眠りはないぞ！

ー…"He does murder sleep！"…彼は眠りを殺した！



…二度と安らぐこともない 『哀れな』兄さん！｣







ここにあるのは…




ー…紛れもない『敵意』…。






ロウレスは いつの間にか手にレイピアを構えて こっちを睨みつけていたー…。




ロ｢そうやって 兄さん達(あんたら)が "忘れたがってる" のが オレは何より気に入らないんスよお！！｣

198話 ごめんね 僕の家族達 椿side→←196話 劇こそまさにうってつけ ロウレスside

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す