【SERVAMP】吸血鬼の憩いの場 ５【女主】

228話 お前がいれば 真昼side ページ49

真昼side





俺は クランツさんからの電話を終えた後…御園を起こして 全てを伝えてから外へと飛び出した…。




真｢(リヒトさんが行ったのはきっと…この前のカラオケ店の近く…。

敵より先に俺達が見つけないと…！)｣





リヒトさんが出ていったのなら…多分 Aも一緒だ…。


頼むから…無事でいろよ…。





その時… 突然近くの通りから大きな火柱が見えた。





真｢なんだ…！？火柱！！？…すぐ近くだ…。｣




リヒトさんが来てたカラオケもこの近く…。




って事は… まさかもう 吸血鬼と戦闘になってる！？





真｢クロ！行ってみよう！｣




ク｢…あー……真昼…その…｣





真｢もしかしたら リヒトさんとAかも…、｣





ク｢…その…な…まあなんだ……温泉男を呼んでからのほうがいいんじゃねーか…。｣





真｢…(…やっぱり…クロ…いつもと何か違う…)…は！？そんなヒマないって…｣。




ク｢…あー…でもよ…。｣





真｢また めんどくさがってんのかよ！？｣





ク｢…違うって…なんつーか…、｣







｢にﾞ〜…｣なんて 変な声を出しながら 渋るクロ…。






真｢…何だよ？ ;;


…クロがいれば大丈夫だって！急がないと！！｣






そうだよ…






ー…お前がいれば大丈夫…。






真｢行こう！クロ！！｣





ク｢…ｯ……………。｣






大丈夫…また べルキアとかの時みたいに"なんとかなる"…。




俺とお前なら…"きっと" 二人を助ける事が出来る…。




真｢…行くぞ！！｣





ク｢〜〜〜〜〜〜ｯ…………。｣





大きな力を持って…何でも出来る気になっていたのかもしれない…。






…俺は その時のクロの事を…もう少しちゃんと見ておくべきだったんだ…。

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