【SERVAMP】吸血鬼の憩いの場 ５【女主】

223話 限界距離 真昼side ページ43

真昼side


真｢(…んー…今…六時過ぎか…なんかよく眠れなかったな…)｣


枕元の携帯で時間を確認すると 俺は大きく伸びをした。



真｢(…"強欲"の二人とちゃんと仲間として結束しておくべきだったかな…)｣



ライラのいう"一番危険な人物"には俺はまだ会っていない…だとしたら…


戦力はより多いほうがいいよなあ…。




なんて考えながら横を向くと…クロの姿が見当たらないことに気付いた。



真｢…あれ？布団で寝なかったのか…？(キレイなまま…)｣



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ク｢猫のまま眠るのはなかなか肩がこる…。

吸血鬼の飼育には 最高級まくらとふかふかお布団をご用意ください…。｣


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真｢(…とか言ってたくせに…)クロ…？｣




部屋の中を 探してみるも見当たらず…麩を開けてみると…、

出入口前の廊下で 猫姿のまま隅っこで寝ているクロを見つけた…。




真｢………。｣




今まで こんな事はなかった…。


やっぱり…"昨日のコト"…か…？





真｢…ク…((RRRRRRRRR



クロの方へ行こうとした時…まるでそれを邪魔するかのように布団の横に置いておいた携帯が鳴った…。





真｢…で…電話…？こんな朝から…？｣




俺は 一先ずその電話に出ることにし…、




真｢もしも…((ｸﾗ［Bonjour！朝早くにすまない！昨日会ったクランツだ。］…クランツさん！？｣




ｸﾗ［突然ですまないが…ロウレスの居場所に心当たりはないか！？］




真｢ー…！！？｣




ｸﾗ［さっきリヒトから電話があって…、


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ｸﾗ｢…おいリヒト…今 何時だと思ってんだ…。

…また カラオケってやつに行ったのか…？今日夕方の便でフランスに戻るんだぞ…？｣




ﾘﾋ［…クランツ…クズネズミは？…クズネズミは部屋にいるか。］




ｸﾗ｢え？ロウレスか？…いや、出かけたまま戻ってないぞ。どうかしたか…？｣





ﾘﾋ［…身体が…"おかしい"…。］


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…って訳なんだ…。｣




真｢えっ！？一体何が…。｣




ｸﾗ［リヒトは今までロウレスを気にかけたりなんてしたことがない。
それから｢身体がおかしい｣とも言った…。

…オレが思うにおそらく…。］





ー…吸血鬼(ロウレス)と主人(リヒト)が離れすぎて身体に異常が起きてる…！？

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