212話 クロ 真昼side ページ32
真昼side
リヒ「…てめえにはどうせ無理だ。」
そう言ってホールを出ていってしまったリヒトさん…。
真「…え…(それって…どういう…)」
慌てて 聞き変えそううとしたが、携帯から御園の大声がして忘れてしまった。
園[城田!!貴様一人でどこに行っている!!?╬]
真「わっ…ッ…」
あまりの大声に携帯を顔から遠ざけながら、椿の下位吸血鬼の説明をする。
園[…椿の下位吸血鬼を一人捕らえただと!?]
真「でもすごく気の弱そうな奴でさ…((園[バカか貴様!?連れてこい!!]
"椿について聞きたい事が山程ある"そう叫んで電話を切られた…。
どうやらこっちに来るみたいだ。
真「…ってわけでさ、俺と一緒に来てもらえるかな?俺 城田真昼…よろしくな?」
そう言って手を差し出せば 下位吸血鬼の子も手を差し出して名前を教えてくれた。
ラ「ぼくは…ライラック…あの、"強欲"から…守ってくれて…ありがとう…。…きみ…ちょっと変わってるね…。」
真「え?俺?」
変わってる…か…?
自分じゃよく分からないな…。
真「(まあ…周りが個性的過ぎっていうか…;;)」
クラ「ここの後始末は任せてくれ!オレ達は明後日まで日本にいるから何かあれば連絡して!」
クランツさん達に見送られながら ホールを後にする。
真「クランツさんってすごく話しやすい人でよかったな!あの二人は…あんなんだし…どうなるかと思ったけど…。」
正直…"強欲"を味方につけれたのは クランツさんの存在が大きいだろう…。
真「これで"強欲"の二人とも連絡が取れるし…椿の下位吸血鬼も見つけたし、結構 順調…」
そこで、ふと クロの様子がおかしい事に気づいた…。
ずっと俯いていて…表情が見えない…。
真「……クロ?」
ク「……ん」
真「……大丈夫…か?"クロ"…なんか…変だぞ?」
ク「ん……。」
『ん』としか返事を返さないクロに言い知れぬ不安を感じ始める…。
真「(…どうしたんだ…?)」
それに…Aも心配だ…。
リヒトさん達なら大丈夫だとは思うが…、
あの時のAは 普段のAとは全然違っていて……。
ー…"恐怖"さえ感じてしまった…。
俺は…クロとAの為に何か出来ることはあるのか…?
そんなことを考えながら御園達との集合場所へと向かっていく。
ー…その時の俺は…『受け入れる』という事の重大さと大変さをまだ分かっていなかった…。
213話 聯弾→←GW特別編 夏じゃない!春でもない!中途半端なイベントパーティ!!
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KitKat_Lihit(プロフ) - レモン店長さん» 御国さんです…!!ありがとうございます(゚´ω`゚)頑張ります!! (2015年5月18日 22時) (レス) id: a35409c87f (このIDを非表示/違反報告)
レモン店長(プロフ) - 御国さん?!うまいですΣ(゚艸゚*)凄っ。その画力羨ましいです…更新頑張ってください! (2015年5月18日 21時) (レス) id: 50797e23c8 (このIDを非表示/違反報告)
KitKat_Lihit(プロフ) - 咲月さん» あ、ありがとうございます…!!。゚(゚´ω`゚)゚。頑張ります!! (2015年5月16日 18時) (レス) id: a35409c87f (このIDを非表示/違反報告)
咲月 - み・・御国さんだぁぁぁぁぁぁ!!すごい絵が上手ですね!うらやましい|д゚)更新頑張ってください (2015年5月16日 10時) (レス) id: 48e56d8c9f (このIDを非表示/違反報告)
KitKat_Lihit(プロフ) - 小夜さん» ありがとうございます…!!頑張らせて頂きます…。゚(゚´ω`゚)゚。!! (2015年5月15日 22時) (レス) id: a35409c87f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:KitKat_Lihit | 作成日時:2015年4月26日 19時