159話 信頼関係 ページ16
その日の夜…
私達は大きな部屋に集まっていた。
真「…A もう平気なのか?無理するなよ?まだ どこか悪かったら寝てて良いんだからな…((ク「お前はAのオカンか」
『(このやり取り 前にもあったような…((苦笑 )…ううん、もう平気だよ!ごめんなさい 心配かけちゃったみたいで…。』
真「…それは大丈夫だけど…って そういえばリリイ…なんだか気が抜けたみたいになっちゃったなぁ…。」
その言葉に 胸が痛くなるー…。
私が…あの時 ちゃんと止めていられたら…こんな事にはならなかったのかもしれない…。
真「御園が契約の時にあげた時計が壊されたからだよな…得意だった幻術も使えないって言ってたし…。」
だけど…
確かにあの時…ナイフは掴んだはず…何で止められなかったんだろう…。
真「椿はこうやって サーヴァンプみんな弱らせるつもりなのか…」
『(椿…さん…)』
ヒ「このリリイの弱まり方は尋常じゃないのう…じゃから下位吸血鬼も安定せんのじゃ…。」
あの子達…今体調崩したりしてるんだよね…
大丈夫かな…
ヒ「リリイの力を戻す方法を探す必要も出てきた…。我が輩達は皆 "不死じゃから"と油断しておったが…
こんな事態になるとはのう…((真「お前ら全然 危機感なかったもんな!!;;」
『……その…"物"…って…そんな簡単に壊れちゃうものなんですか…?』
真「…そうだよな…その"物"が狙われるとは思ってなかった…。
…サーヴァンプって案外 もろいんだなぁ…俺も鈴じゃなくてもっと頑丈なのあげればよかったよ…。」
「鈴なんて すぐ壊れそう」と心配そうに言う城田くん…
だけど それをヒューくんは否定し…
ヒ「それは関係ないのう」
と言うと ひょい と持っていた煙管で、クロさんの鈴を首から取り 椅子に置き…、
ヒ「鉄 思いっきりじゃ。」
と言った。
鉄「ん?それを?」
ガタッと立ち上がり棺桶を背負う千駄ヶ谷くん。
ヒ「やるのじゃ」
真「えっ!?ちょっ…何する気だよ!!?待っー…ッ」
そんな様子に慌てて止めようと立ち上がる城田くんだったが すでに千駄ヶ谷くんの棺桶が振り下ろされてしまっていて…
ドゴォ‥ンという大きな音の後にそっと鈴に目をやると‥‥
そこには 椅子は粉砕されていたが 鈴は傷一つつくことなくその場にあり‥‥
ヒ「…どうじゃ?サーヴァンプと主人の信頼関係が正常であれば破壊は出来んのじゃ。」
と ヒューくんは告げた。
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まっちゃ* - 続編おめでとうございます!ボクも強欲組、本っっっ当に大好きなので楽しみでした!最新のほうは更新無理せずかんばってくださいね!(ボクッ子なだけですので・・) (2018年1月24日 22時) (レス) id: cd2ef48f8b (このIDを非表示/違反報告)
KitKat_Lihit(プロフ) - みゃいーるさん» 分かります!!とても可愛いですよね!(*^^*) (2015年4月27日 23時) (レス) id: a35409c87f (このIDを非表示/違反報告)
みゃいーる(プロフ) - KitKat_Lihitさん» 私強欲組が一番好きなんですよね!電波キャラかわいいですww (2015年4月27日 22時) (レス) id: 044d4d5f1f (このIDを非表示/違反報告)
KitKat_Lihit(プロフ) - 空夜さん» ありがとうございます…!!強欲組の出番が増えてくるので、私自身 ソワソワしてます! (2015年4月26日 0時) (レス) id: a35409c87f (このIDを非表示/違反報告)
空夜(プロフ) - 面白いですね!強欲組いいいいいいい!!!! (2015年4月25日 23時) (レス) id: 044d4d5f1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:KitKat_Lihit | 作成日時:2015年4月19日 17時